先日、『バツイチ女性を男性はどう見る?意外と再婚率が高い理由』なるコラムを執筆しましたが、バツイチ女性でモテるのは、やはり、子なしの人。
シングルマザーで子連れともなるとなかなか再婚相手はおろか、恋愛の相手すら見つけられないことも。女手ひとつで子供を育てることはなかなか楽なことではありませんね。
だからこそ、パートナーを見つけたいのに、男性から振り向いてもらえず苦しい状況を脱出することができません。
加えて、大きな問題。それは、男性と出会っても人として問題がある相手で、これまた自分の首が締まるような思いをすることすらあります。
では、バツイチ子連れのシングルマザーが良い男性と出会い、そして幸せな結婚をするにはどうしたらよいのでしょうか?
子供は大切・・でも
はじめにシングルマザーが新しい恋愛を遠ざけてしまう原因に、「思い込み」があります。
「シングルマザー」という単語に惑わされてしまい、自分はすでに男性の恋愛の対象外と思い込んでしまったために、例え目の前に子連れOKな男性がいたとしても適切なアプローチができずに、自分からみすみすチャンスを逃してしまうパターンです。
以前の記事でもご紹介しましたが、毎年、男性が初婚、女性が再婚のカップルは4万組も誕生しています。その中にはシングルマザーも一定数含まれていますし、男性もバツイチのパターンだってありますから、実際はかなりのチャンスがあることになります。そこを諦めてしまうのはもったいないことです。
そして、シングルマザーが恋愛を遠ざけてしまう理由として、「父親探し」をしてしまうこと。
子供は大切です。だからこそ、自然と自分の子供をかわいがってくれる男性を探してしまいます。
しかし、はじめからそれを条件にしてしまうと、新しい恋人が見つけられないばかりか、何か問題のある男性を捕まえてしまう危険性すらあります。
そもそも、子供を大切にしてくれる男性もはじめから連れ子を上手に育てて、良い関係を築ける自信に溢れる人など存在しません。男性だって不安だし、はじめは及び腰なのは当たり前のことです。
大切なことは、「子供を大切にしてくれる男性」を探すのではなく、「自分の恋愛」を優先すること。人として信頼できる人を探すこと。その後に、子供を大切にした関係を築けるかどうかを普通の恋愛のステップを踏みながら徐々にパートナーとして話し合ってゆくスタンスであるべきなのです。
父としての自覚を
まずは、子供ありきではなく、自分の恋愛を優先すべきと書きました。でも、忘れてはいけないこともあります。
それは、恋人=女としてのあなたばかり相手に見せるのではなく、徐々に母としての顔を見せるべきであることです。
特にシングルマザーとお付き合いしたことのない初婚の男性の場合は、普通の家庭生活すら自覚していないことも多く、結婚した後にどんな生活が待っているのかイメージできていない場合がほとんどです。
それはそれで当たり前のことですが。
問題なのは、女としてのあなたばかりに慣れてしまって、母としての現実的な姿を目の当たりにした時に、不慣れな彼の方が困惑してしまったり、幻滅してしまうことです。
よく「女は結婚すると変わる」なんて話題を男同士でネタにしていますが、一般的な恋愛と結婚を経る男性も、女性の現実的な側面を理解していません。
これがシングルマザーとなってしまうと、さらに「子供がいるから現実的なんだな」と、勝手に子供と関連付けて意気消沈してしまうんです。もはや、男性の妄想が引き起こした問題なのですが、仕方がないことです。
大切なことは、「徐々に」あなたの母としての側面を出しながら、男性と子供を触れ合わせる機会を増やすようにしましょう。免疫療法のように、ちょっとずつ慣らしてあげると男性も受け入れやすいものです。
子供の年齢も大切
これを読んでいるあなたの年齢はいくつでしょうか?
もし、一通りの人生を経験し、子供も成人した。このような場合は、案外、再婚も上手くいくものです。必然的にあなたもそれなりの人生経験を経ているので、間違いない男性を選ぶ確率も上がりますし、子供も自立しているので、新しい夫とトラブルを起こしにくいです。男性も一人の大人として子供と接するため必要以上の気苦労をすることもないでしょう。
でも、特に思春期を迎えた息子、娘を抱えた状態で再婚を目指すことは非常に苦労すると思います。
子供にとって親は唯一無二の存在です。筆者だって子供の頃は親が離婚することも想像できませんでしたし、今の家庭環境が永遠に続くと信じていました。この世界観の中に突然知らないお父さんが登場するのですから、心穏やかなはずがありません。
思春期の多感な心も相まって、受け入れられずにトラブルに発展してしまったり、心を閉ざしてしまう可能性もあります。そうなると、新しく夫となった男性も対処方法が分からずギクシャクしてしまうことになりかねません。
もしも、シングルマザーとして再婚を目指すのなら早い方がよいでしょう。子供が小さいうちに・・・。
親子の絆って、血縁関係だけではありません。どれくらい長く苦楽を共にしたかが重要です。
子供が幼いうちにお父さんの認識ができることで、頭では血がつながっていないと理解していても、心では親子の関係を築ける可能性も格段にあがることでしょう。
子供に悪影響を及ぼさない
人ってワガママな生き物だと思いませんか?
何か問題があったり、嫌だから離婚したはずなのに、いざ、新しく付き合った男性にも不満を見つけてしまうと、前の夫の良い面も見えてくることがあります。
再婚で一番いけないことは前の夫と比較してしまうことです。
この問題って、子供にもよくない影響を与えてしまうことになるってご存知でした?
大人の中にはアダルトチルドレンなどいわゆる人格障害を抱える人がいます。これらの人格トラブルは、極端に自尊心が低いなど成長過程で身につけてしまった性格が影響していると言われています。
シングルマザーが再婚すると子供に悪影響を及ぼすと間違った考え方をする人がいますが、それは間違いです。
問題なのは元夫と比較してしまい、新しい夫の文句を子供に言ってしまったり、グチを子供に聞かせてしまうことです。
グチばかり聞いて育った子供は、自分が幸福な人生を歩めていないと感じてしまいます。そして、幸福感が育たず自尊心も身につきません。これこそがトラブル。
元夫と新しい夫は別の人間です。性格も違えば、習慣も違います。絶対に比較して考えてはいけません。そして子供に愚痴らないこと。例え再婚相手が見つかったとしても、あなたも一人の大人として強く生きてゆく覚悟は必要なのです。
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