人間は恋愛をして結婚に至り小さなお子様がいる家庭では、あどけない子供の発言や行動を可愛らしく思い幸せな時間を過ごしていると思います。
しかし昨今のニュースでは子供がとても残虐な犯罪を犯してしまうということも珍しくなくなってきました。うちの子に限ってと思いたいところですが、この後の子供がどう変わっていくかはやはり親の育て方次第といえます。
もちろん将来、子供がそのような事件を起こしてしまうことを望んでいる親はいないですよね。やはり優しくて人間味のある人間に育っていってほしいものです。
ではどのように子供を育てていけば過ちをおかさず、愛のある子に育つのか、そのコツをあげていきます。
アメとムチを上手に与える
大人になると解ることですが、人間は育っていくなかで楽しいこともあれば苦しかったり悲しいこともあります。それらの繰り返しで大きくなってきました。
しかしよく考えてみると、人は楽しいことがあるから苦しみを感じ、苦しいことがあるから楽しさを感じるものです。
ずっと楽しいだけの現実はないし、苦しいだけでは生きていることが困難となります。その事実を小さいうちから教えていくことが大切なのです。
我慢をするときは我慢をしなければいけない、楽しいときは思いっきり楽しむ。このメリハリをつけて教育していくのです。楽しいことだけを与えてしまえばワガママになってしまいます。そして小学生にあがって他の子と触れたときに、我慢を知らないがために人を馬鹿にする傾向があります。
苦しみ、いわゆる我慢だけを与えていけば心苦しくなり、世間に出たときに自分だけ何も与えてもらえなかったと気づき、グレてしまうことにもなります。
楽しさと我慢をバランスよく与えていくことが大切なのです。
注意の仕方でポシティブにもなる
ではどのようにアメとムチを使って接していけばよいのかといいますと、以前に某大物芸能人が言っていました。「子供にちらかしたオモチャを片付けさせるときに、ただ片付けろと言ってもイヤイヤやるだけだ。または結局片付けない。でも次に遊ぶときにまた遊びやすくなるから片付けようというと納得するんだよ」と言っていたのです。
このように、良いことかあるから今は我慢しようと思わせると子供はいうことを聞くものです。子供と言えど報酬は欲しいのです。意味を感じないことにたいしては動きづらいのです。
ですので片付けもそうだし、悪いことしないで良い子にしていたらご褒美とか、掃除をしてくれたらお小遣いをあげるという、我慢をしたらご褒美があるという形をつくるのです。こうすることにより我慢を覚え、楽しさを感じるのです。
この繰り返しでいつか、掃除や我慢をすることの本当の意味を解っていくのです。
時には親自身が悲しみを見せる
小さい子供のうちは心が敏感です。これはとても効果があることですが、子供が悪いことをしたときに親が悲しみを露にすることはとても大事なことです。
子供は親なくしては育ちません。とても大事な人であることは無意識に知っています。その親が自分の悪事によって悲しんでいる姿を見れば、大事な人を悲しませてしまったということで強く反省をします。人の嫌がることや悲しませることはいけないことだと認識するのです。
小学生の高学年の男子で怒りのあまり母親を突き飛ばしてしまった子がいました。その時、母親は大きく転んでしまい涙を流している姿を見て、自分はもう母親よりも力を持っていることに気づき、とんでもないことをしてしまったと思った。その後は絶対に人を傷つけないと反省したというエピソードがあります。
このように愛のあるアメとムチを上手く使うことにより、愛のある子供が育っていきます。これは子供の将来の人間像、恋愛や職場でも関わってくることです。
皆が愛のある人間になることを願うばかりです。
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