思いやりがあって、学校でものびのび。想像力豊かな子供に育てたい。大人になっても幸せになって欲しい。もちろん、素行が悪い大人に育てたい・・・・。なんて親はいないと思います。
しかし、子育ては難しいものです。特に初めての子育ての場合、分からないことだらけ。厳しすぎる教育は、子供の成長を阻害してしまう気がするし、放りっぱなしという訳にもいきませんよね。
そんな時、「まずは」朝食を家族で摂ることを目標にしてみてはいかがでしょうか?朝食を家族で食べるだけで子供の成長に良い効果があるのです。
朝食抜きで子供が荒れる?
朝食を家族で食べることが良い!ことは、その逆を調べると明確になります。以下は、内閣府『平成23年版食育白書(ホームページ)』の資料です。朝食の摂取と学力の相関図になっています。
もちろん、必ずしも学力と性格、人間力が比例するものではありませんが、少なくとも朝食をあまり食べていない、または全く食べていない子供の場合、学力が毎日食べている子供に比べて格段に悪いことが伺えます。
さらに、朝食を抜く子供は素行不良(つまり、不良)になる率が高いとも言われます。統計上も朝食を抜くことが子供に悪影響を与えていることが伺えます。
コミュニケーションが決め手!?
そもそも、朝食を毎日食べさせることは、基本的な栄養摂取が・・など、朝食から得られる健康上のメリットもありますが、最大の目的はコミュニケーションです。親とのコミュニケーションを十分に取れる子供ほど、学校でも、ひいては、健全な大人への切符が約束されると言われています。
別の統計を見てください。こちらも同じく内閣府のホームページから。この統計では、家族とつながりがあり、会話が十分に出来ているほど精神的なやすらぎが得られることを如実に示しています。つまり、精神的に安定した子供を育てるためには、親や兄弟など家族とコミュニケーションが取れているかがキーポイントになります。
では、なぜ、朝食なのでしょうか?それは、別の統計上でも、夕食に家族で会話をする子供が多い一方、朝食の時間帯はコミュニケーションが少ないからです。
一日のライフスタイルを思い返してみましょう。夕食の時間は、家族で食事を共にする家庭は多いと思いますし、一日の出来事など会話も弾む傾向にあります。
「今日、こんなことがあった・・・」「明日の学校は・・・」など、時間をかけて子供とコミュニケーションを取ることができますよね。
一方、朝食は短時間で食事を済ませて、学校や仕事に出てしまう家庭が主ではないでしょうか?だからこそ、朝食を子供に食べさせることを意識することで、少ない時間ながら年間ベースで回数を増やそうということです。
週に3回しか朝食を食べない子供と、毎日食べる子供では、1年間で換算した時、200回以上も差が生まれるのです。加えて、父親が子供と食事を共にすることができるのは、朝だけという家庭もあるでしょう。
それが、子供に朝食をおススメする理由です。ちょっとした心がけですが、子供の生活習慣を高めるなら朝食から!を実践したいものですね。
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