街を歩いていると外国人と日本人のカップル、増えましたね!特に女性は日本人、お相手の彼氏は外国人。そんな組み合わせのカップルは珍しくありません。
国際結婚が当たり前の時代、彼氏だけでなく夫が外国人なパターンも当然増えていますが、もし、今、あなたの彼氏が外国人で、アメリカ人やイギリス人、フランス人。恋愛に情熱的なイタリア人などのいわゆる欧米人だった場合、あまりの文化の違いに驚かされたり、戸惑ったりすることは多いでしょう。
特に食文化が違う!だって、こちらの主食はお米ですが、向こうはパン食。一体、彼氏がどんな料理で喜ぶのか不安ですよね。
残念ながら筆者は、欧米人の方とお付き合いをしたことがないのですが、仕事がら、欧米の方と食事をする機会が多く、共通点があることに気が付きました。そこで、本日は、欧米人が好む日本食について考えてみたいと思います。
焼き鳥は王道
最近では、寿司、天ぷらに代表される日本料理店が欧米に出店し、欧米の方の日本食に対する壁は低くなっています。しかし、まだまだ、日本人が好む味に苦手な欧米人は多いものです。
そんな時に、手料理を振る舞いたい・・・。はてさて、どんな料理が良いのやら。
迷ったら、居酒屋で並ぶメニューをお勧めします。特に、欧米系の人向けにおススメなのが、「焼き鳥」です。味付けは「塩」ではなく、「タレ」が良いですね。
元々、チキンは欧米人が慣れ親しんだお肉です。それを細かくカットして作る料理が焼き鳥ですが、そこに付けるタレは、クリスマスに食べる「七面鳥」にそっくりな味付けなんです。中には懐かしがって喜んで食べる欧米の方は多くいます。レバーやハツなどのクセのある部位は避けた方が無難ですが、他は喜んでくれることでしょう。
また、焼き鳥のもも肉以外を食べる文化って、欧米にはないのです。ですから、珍しがってくれるかもしれません。
ベジタリアンには揚げ出し豆腐
日本人でベジタリアンはあまり見受けられませんが、欧米人でベジタリアンという方は数多くいます。体質的に肉を辞めた方や、宗教的に食べない方もいます。
そんな方が喜ぶのが豆腐料理。豆腐は味が薄く、キライかな?と思いきや、最近は海外でも有名で、欧米でも「TOFU」の名前で販売されております。
湯豆腐なんかもOKですし、揚げ出し豆腐も喜ばれます。筆者の知人の外国人は、日本料理レストランで豆腐を何度も注文しておりました。他には、「MISO」も今や有名ですから、豆腐を入れたお味噌汁も飲める方が増えていますよ。
刺身ならサーモン、マグロ系を
イギリスのフードライター、マイケル・ブースさんは、『SUSHI and Beyond』なんてタイトルを自身の日本食紹介本につけてしまいましたが、いまだに日本食と言えば、寿司だ!と思っている欧米人は多くおります。
しかし、生のお刺身に慣れていない方が多いのも事実。
お刺身を食卓に並べる際にも気を使いますよね。そんな時は、スッキリした味のお刺身をチョイスするのもGoodです。
有名なところでは、サーモンやマグロ。ハマチなんかも良いですね。回転寿司でサーモンしか食べない外国人も見つけられるほどです。
しかし、気を付けたいお魚もあります。それは、「ウナギ」です。英語では「イール」と言って、輸出はするが、地元の人は食べない!地域がたくさんあります。ウナギ料理に慣れていない外国人にとって、イールは蛇の一種でしかありません。日本人は美味しいと喜んで食べますが、欧米人からすると、ゲテモノを食べている感覚に陥る人がまだまだ多いです。当然ですが、アナゴも要注意。アナゴは、アナコンダの一種と誤解されたという笑い話まであったりしますから。
根菜系は揚げると喜ばれる
一昔前までは、ゴボウやレンコンなどの根菜類をあまり食べない地域の欧米人がおりました。今では、ヘルシーなイメージで食べる人も増えています。
ゴボウの甘辛煮も好む人もいますが、王道は天ぷらなどの揚げ物にすることです。筆者の周りでも、おやつのスナック菓子みたい!と喜んで食べてくれました。蓮根をチップスにしてヘルシーに仕上げ、塩を振りかけると、ポテトチップスのようで喜んでくれることでしょう。
最後に、梅干しや納豆、ナマス、海藻類など、日本人でも好みがハッキリする食べ物は、あまり好まれないように思います。特に意外なのが海藻類で、焼き海苔なだまだしも、ワカメなど、クセのなさそうな海藻を好まない外国人って多いんですよね。つくづく、食文化って難しいナと思う今日この頃です。
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