またしても鰻ネタですよ。先日も「ウナギの養殖制限開始!ところで天然よりやっぱり養殖は美味しい?」という記事を書かせていただきましたが、ここ最近の鰻の高騰は、うなぎ好きには辛い。鰻がなければ生きていてなんの楽しみもない・・・ごめんなさい。それは言い過ぎですが、食べたくなったときに「ちょっと鰻でも」。いつでも食べたくなったら気軽に食べられたらいいですよね。
そんな要望にお応えしたのかしてないのか「うな!?蒲ちゃん」なる商品が登場しました。なんでも、カマボコをアレンジして鰻の蒲焼きに変身させてしまったらしい!これを食べずしてうなぎ好きは語れない!
そこで本日は、「うな!?蒲ちゃん」の食レポに挑戦したいと思います。
皮までそっくり、タレ付きの本格派
10月7日放送のTBS『WADAIの王国』で紹介されてから衝撃をもって世に出た『うな!?蒲ちゃん』。まだ、研究段階にあるそうで、楽天市場など一部の通販でしか手に入らないレアものです。
早速、通販で手に入れました。箱を開けると、お!これぞまさにウナギの蒲焼き。っと思うほど本物そっくりのうな蒲ちゃんの冷凍パックが詰め込まれていました。
早速、開封。お湯で戻すか、レンジでチン。熱々のご飯に載せると、本当に美味しそう。香りは少しカマボコっぽさが残るものの、香ばしさを再現すべくウナギに近い形にまとまっています。さらに皮がとってもリアル。残念ながら、さくさく感はないものの、これ、どうやって作ったの?と不思議に思うほど、ウナギそっくりに黒い皮が実に張り付いています。
早速、ご飯の上で切ってみました。
なんとも、柔らかい。カバボコって言われると、普通はプリプリの弾力がありそうなイメージですが、うな蒲ちゃんは、ウナギの実を忠実に再現しており、箸で切った断面もウナギそっくりのほくほくした感じです。添付のタレは少し甘目ですが、これをかければテリも出て、さらに本物と見分けるのは、もはや不可能と言わざるおえません。さらにさらに山椒も一緒についていますので、山椒とウナギのタレの香りがご飯とうな蒲ちゃんの熱で美味しそうに広がります。
これからは”もどき”の時代
このうな蒲ちゃんですが、なんでも農林水産祭で最高賞を獲得した逸品。開発元の株式会社スギヨでは、”うなぎ”の他にも”かに風味”蒲鉾などユニークな商品を発表しています。これからが楽しみですね。
ところで、人口の増加とともに資源の減少が問題になってきています。特に海の資源が深刻。中国からの密猟のニュースを見るたびに将来、深刻な食糧難が日本を襲うのではないかと心配になります。少し、話が飛躍しますが、もしかしたらこれらの”もどき”商品は、未来の主力商品になるかもしれませんね。今は、「コピー商品」と呼ばれる場合もあり、好意的に捉えられていない部分があります。しかし、海藻から取り出したアルギン酸ナトリウム水溶液などを原料にした人工イクラや、人工キャビアなども登場しています。偽物というなかれ。確かに本物のイクラやキャビアとして販売されていたらそれは悪意の偽物です。でも、将来、本物が一部の人にしか食べられないものになってしまったら。そう考えると、どんどん研究して欲しいものですね。
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