実は怖いプチ買い物依存症とワンポイント・アドバイス

買い物依存症

なんで、こんなモノを買ったのか分からない。家の中を見回してみれば、いらないモノで溢れている。

買うときは、とっても欲しいし、絶対に使うと信じていたはずなのに、買うまでが楽しくて、買って箱から出した瞬間に興味が半減。数日経つと、存在すら忘れてしまっている。どちらかというと、買ったモノを使うことが楽しいんじゃなくて、買うこと自体が楽しいのかも・・・。それ、俗に言う買い物依存症です。

とてつもなくお給料が高い訳ではないけれど、生活に困らないだけの収入はある人が買い物依存症に陥るケースは多々あるんです。何故か、貯金が増えないという人は一度、考えて欲しい問題です。

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プチ買い物依存症は実は怖い

従来、問題になることが多かった買い物依存症のパターンは、ブランド品の買いあさり。一回数十万円もする高いバックや洋服を毎月のように買ってしまい、ついには借金をしてしまうケース。督促の電話がひっきりなしに架かってくる。ついには、禁断の夜のお仕事を始めてしまう・・・。見方によっては分かりやすい生活破綻の典型例ですが、今は、クレジットカードや消費者金融の貸付上限が厳しくなり、以前のように高額な借金がしにくくなっています。

つまり、普通の収入の人が、多額の負債を抱え込む事態は、以前より起こりにくくなっていると言えるでしょう。

代わって増えているのが、とっても高い訳ではない、毎月の収入の範囲で買えてしまうものをたくさん買ってしまい、貯金が出来ないケース。

ネット通販が当たり前になった時代、新しいコスメ商品が発表されれば、「ちょっとお試し買い」とばかりに購入してしまったり、○○時間限定セールなどで「地方の美味しい食材お取り寄せキャンペーン」でついクリック!とばかりに注文を繰り返してしまう人です。

1回の注文が、5000円程度でも、毎週購入していれば20000円は下りませんし、週2で購入すれば、その倍の金額が財布から飛んでいきます。

もちろん、通販での買い物以外に、毎週「ご褒美」でお高めの食事は絶対必要。そんな人も同様です。

これらは、従来の買い物依存症とは違いますが、給料を使い果たすという意味で、買い物依存症の一種、プチ買い物依存症という分類に位置付けてもよいでしょう。

何が怖いのでしょう?それは、生活環境が変化したとき。転職や結婚、病気などで収入のバランスが一変した時に、十分な貯金がないまま、新しい生活環境に突入してしまったり、これまでのライフスタイルが変えられず、貯金が減ってしまうことです。

プチ買い物依存症をやめるには

実は、筆者も買い物依存症気味の一人でした。そして、転職して収入が下がった時、自分の経費がいかに高いことを思い知らされました。そして、案外「自分は買い物のしすぎでは?」と気が付いている人が大半だと思います。同様のテーマはネットで溢れていますから。

ただ、買い物依存症から抜け出す方法は巷でたくさん見つけることができますが、中々脱却できないというパターンが多いと思います。そこで、筆者は一つの方法に絞り実践してみました。

それは、「いつもニコニコ現金払い」作戦です。

今は、余程、延滞が積み重なって・・という人以外、クレジットカードが容易に作れる時代です。そして、クレジットカード会社のホームページに書かれているお決まりのキャッチコピーは、「ゆとり」です。

確かに、クレジットカードは、今すぐに支払いをしなくて良い点で「ゆとり」がありますし、ネット通販では、今すぐ支払ができるメリットもあるでしょう。加えて、明細を見れば、家計管理も簡単・・・・。

ただし、ここには誤算があります。「今すぐに口座からお金が減らない」という点です。

よくよく考えてみれば、今すぐ支払をしなくてよい=来月お金を支払わなければいけないのですから、とっても便利!という訳ではありませんし、ネット通販もカード払いオンリーではないはずです。明細を見れば家計管理が出来る・・・。でも、明細をさらに読み砕いて、必要経費と無駄遣いに分類。そして、しっかり家計簿ソフトで管理している・・・なんて人はあまりいないですよね。

クレジットカードを持つメリットは、案外、空想に過ぎないのかもしれませんよ。

現金払いは自分の気持ちを整理するための「ゆとり」がある

一方、現金払いは、自分の気持ちを整理するために有効です。

例えば、ネット通販で新しいお洋服を見つけた!即、クリック。と、衝動的に購入を決定してしまっても、実際に支払いをする必要が出てきます。代引きであれば、到着時に現金を支払わなければいけませんし、コンビニ払いなら実際にお店に行って支払いを済ませなければなりません。

つまり、手続きが増える分、自分に「考える時間」を与えてくれるのです。

もしかしたら、1時間後、やっぱり買わなきゃよかった!となるかもしれませんし、商品が到着する頃には興味を失っているかもしれません。改めてお金を払う段階になって、なんだか、もったいないという感覚を感じるかも。もし、「もったいない」という感情を感じることがしめたもの。キャンセルできるものは、キャンセル。そして、次に買うときは、もっと考えるようになりますよね。

加えて、現金の範囲でしか買い物はできません。目に見えて、買い物の都度、貯金が減ってくれば、「将来必要になる経費」を意識することができます。

最終的に、買い物依存症は、自分の意識改革でしか改善はできないもの。だからこそ、自分をストップさせる仕組みが大切なのですね。

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この記事を書いた人

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