なぜ!?あなたは人を怒らせるのか?人の相談に乗るときの注意点

悩み相談

ワタシは姉御肌!?だから、周りの友人・知人から相談事をよく頼まれるのよ。自分はお悩み相談所!と豪語する方って結構、見かけますよね。

ところが、そんな方の中には、たまに人を怒らせてしまうという声もしばしば聞きます。

「まぁ、あの人の相談に乗っても、乗ったら乗ったで勝手に怒って帰ってしまう。相手に問題ありだわ。」

確かに、相談に乗ってほしいと頼んでくる相手に限って頑固だったり、単に話を聞いてほしいだけだったりと、話を聞く側にも相当の労力が必要な訳ですが、アドバイスをして、その結果、険悪な雰囲気になってしまってはこちらも疲れますよね。

特に相手が親しい人であればあるほど、相談に乗るという行動は難しいって思いませんか? そこで、本日は、相談者にこんなアドバイスをすると、怒らせる場合があるよ!というポイントについて考えてみたいと思います。

相手の人生、生き方に口を出してはいけない

よくある相談事は、恋愛、仕事、家庭内の問題など、その人の人生やライフスタイルと密接に関連している内容です。

これらの相談事は、明確にこれが答えだ!という結論がなく、いくつかの選択肢が考えられます。最終的に本人が答えを見つけなければいけな種類の内容であり、その解決策は往々にして、「その人の考え方、生き方」に光を見出してあげることに終始すると思います。相手の話に共感するだけでは、単に話を聞いてあげるだけで何も解決しないように感じられるし、相手の悩みに真摯に向き合っていない気がするからです。

そこで、あなたが親切な人であればあるほど、相手にダメ出ししてしまったり、「なぜ、そんな風に考える?」「どうして、もう一歩踏み出せない?」など、「でも」「なぜ」「どうして」が多くなったりします。

これが続くと、相談者は徐々にストレスが溜まり、イライラしだすのです。

極端な話し、もし、あなたが独身で男性陣から「そろそろ結婚した方がいいんじゃない?」なんて言われた日には、腹が立つわ、悲しいわでとても平常心が保てない・・・。そんな状況を想像すると非常に分かりやすいのです。

分かっちゃいるけど、上手く行かないことを指摘されるとイラッとくるのが人の性。

誰かの人生相談に乗るときに、最も陥りやすい状況が、「本人は分かってるけど、どうしようもない」ことをズバリ言ってしまうことなんです。

人って案外、盲目的な生き物で、本当はこうすれば上手く行くということが分かっていても、あれやこれやと考えている内に見えない壁ができ、身動きができなくなる生き物です。この壁を簡単に打ち破れる人と、前へ進めなくなってしまう人がいます。前へ進めない人に、前へ進むことを話しても余計に苦しむだけで、何ら解決にならないのです。このギャップが、相談者が怒るという険悪な状況を生むものです。

相手のことは分からないという前提に立とう

相談に乗ってほしいと持ち掛けてくる人は、自分に壁を作ってしまっていることが多いというお話をしましたが、この壁とは何でしょうか?

例えば、恋愛相談を例に取ってご説明します。

相談者のA子が、今の彼氏の金銭感覚が放漫で、結婚するかしないか悩んであなたに相談しに来ました。この場合の解決策は、彼氏の金銭感覚を正し、結婚を選択するか、いっそのこと別れてしまうという選択肢が挙げられます。

A子に結婚を勧める場合、「あなたがしっかり彼氏をコントロールして金銭感覚を正して・・・」とアドバイスするでしょうし、別れを勧める場合は、「他にも相手はいるから」となるでしょう。

しかし、A子にとって、「日頃、厳しく言っている」かもしれませんし、「別れて他の男を探す」は、「でも年齢的に結婚したいし、金銭感覚以外は彼が好き」かもしれません。

A子はその狭間で悩んでいるのです。つまり、A子は、あらゆることを試した後に「結婚するための障害=壁を乗り越えられず」身動きが取れなくなっていると言えます。

A子はA子なりに悩んだ上で、袋小路に陥っている訳で、その外にいるあなたが彼女のココロに入り込んでアドバイスをすることなど出来ないのです。

そんな時は、A子が「なぜ」袋小路に入り込んだか?「どうしたら」袋小路から出られるかをアドバイスするのではなく、一緒に袋小路から出る方法を考えるのがベストです。

例えば、A子の悩みをすべて聞いた上で、「A子がどんな道に進もうと、私はいつでも相談に乗るからね。」「難しい問題だね。でも、A子が幸せな道を探せるように私も応援しているから」と答えます。

これ、なんの解決策にもなっていないように聞こえますが、最終的に答えを出せるのはA子本人だけです。しかし、A子にとっては、自分と一緒に袋小路から抜け出そうと努力してくれる友達を得たという感覚を覚えるはずです。

誰かの悩み相談に乗るときに覚えておきたいことは、実はアドバイスではなく、共感だったりするのです。