大きくできる?ケアは?バストの基礎知識あれこれ

[寄稿:Rikkaさん]

1980年に女性の平均的なバストサイズはAカップでした。半数以上の女性のサイズはAカップで、1992年にBカップとなり、2004年になるとCカップがトップになりました。26年で2カップも跳ね上がったというわけです。日本人の体系とともに、バストも変遷していきました。

今時の若い男性の好みはバストはCカップ。ということは、グラビア雑誌などで巨乳が乱舞するイメージからすると、まあ堅実ではないですか。
ちになみに、Cカップではトップとアンダーの差が約15cm。形を身近なものに例えると、肉マン位の大きさだとか…。

日本女性の平均バストサイズは、Cカップですから、大体この位が平均なのですね。

女性の憧れバストとは?

では、女性が理想とするバストは、どんなバストなのでしょうか。女性が切望する「憧れバスト」について調べてみました。

それによれば、「色白でツンと立ったバストが憧れ」とか「マシュマロのようでいて上向き」などというツンと上を向いたバストに憧れる女性は多いよう…。「上向きのおわん型。大きすぎず小さすぎず」「程よく大きく、おわん型の形のいいバスト」と「おわん型」に憧れる女性の声は多いようです。

まとめると、一般の女性のバストに対するする理想は「大きすぎず小さすぎず、綺麗な形の色つやのいいバスト」という印象でしょうか。

「Cカップ位が肩がこらなそうで、ちょうどよい」という意見もありました。
確かに、バストは適当な大きさでも肩が張るのです。女性なら、その実感分かりますよね。

バストサイズはいつ頃決まるの?

2014.11.9時点のデータですが、バストは思春期に成長します。胸の成長時期のピークは、初経の1年前~初経の3年後あたりといわれています。
初経を迎える平均年齢が12歳ぐらいなので、15歳ぐらいまでが胸の成長時期です。バストは、大体15才をピークに20才位まで成長します。

胸が一番成長する期間は、16歳を頂点として、その後もゆっくりと成長するようで、20才過ぎてからも成長していると言う声もかなりあります。

出典元(性のアンケート調査http://onanityousa.blog.fc2.com/blog-entry-62.html)

バストは大きくできる?

バストは、体の中でもとても柔らかい筋肉である大胸筋からできています。バランスの欠けた食事をしていると、バストのような筋肉から失われていきますので、体重を落としたりするとバストが小さくなってしまったと実感することもあるでしょう。

その反対に、バランスの良い食事や大豆製品を摂取することで、バストを成長させることも出来るという説も成立することになります。

大豆は、たんぱく質も多く、女性ホルモンに似た大豆イソフラボンという成分があり、バストアップに貢献するという伝説もあります。事実、豆乳でAカップからCカップにバストを成長させたと女性の声もありますから、これは試してみない手はありませんね。
あと、ざくろの種にも女性ホルモンが含まれているそうです。

バストケアの基本

バストケアーの第一としては、体を冷やさないということです。冷えは女性ホルモンのバランスを乱します。 夏にエアコンにあたり過ぎるのも、バストにはいいことではありません。

次に、上質な睡眠時間を、たっぷりとるということが、バストのためにいいのです。長く眠ればいいというのではなく、熟睡できる工夫をすることが大切です。

ストレス社会の現代においては、なかなか無理というケースもあるかもしれません。そういう場合は、お風呂に浸って体を温め簡単なストレッチをしたり、アロマを有効に活用したりすれば、リラックス効果もあがり睡眠環境を整えることもできるでしょう。

若い女性は、体の冷えに無頓着ですが、冷えは血行を悪くしますので、女性ホルモンを活性化するためには、冷えに気をつけたいものです。バストアップは女性ホルモンの活性化と連動していると言われていますので…。

バストケアに大豆イソフラボンが効く

b62f2763c6c2cb10a303f6e05fad58b9_s女性ホルモンの素になるのはタンパク質です。美しいバストづくりにはお肉や魚、大豆や乳製品をバランス良く摂るのをお勧めします。無論、適度の脂質も必要ですし、副菜であるビタミン・ミネラルの摂取も大切です。

大豆には、女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンという成分が含まれていますし(植物性エストロゲン)たんぱく質の含有率も多いので、両方取れるという女性には、有難い食品です。

大豆製品には納豆、豆腐、豆乳、枝豆などがありますが、その仲間の黒豆は、黒い皮の部分にアントシアニンというポリフェノールが含まれています。アントシアニンは活性酸素を防ぎ、細胞を活性化してくれますから、肌も美しくなります。

黄粉も大豆から作られています。簡単にご飯にふりかけたり、牛乳に入れて飲んだりヨーグルトに混ぜても、植物性エストロゲンが手軽に取れるでしょう。
昆布、ひじき、めかぶなどもミネラルが豊富でお勧めできます。

女性ホルモン「エストロゲン」が含まれているざくろの種

ビタミンが豊富なザクロ、キウイなども肌に張りをもたらしてくれます。
特にざくろには、ビタミンC、ビタミンK、カリウムが含まれていて、胸を大きくする栄養が摂れ、美肌や美白エイジングケアに欠かせない栄養素が入っています。種には、女性ホルモン「エストロゲン」も含まれていますので、ジュースを飲むと効果的でしょう。

妊娠させやすくする、更年期障害にもいきいき過ごせる、皮膚の水分を保ち、ハリのある肌をつくる、乳房がはって女性らしい丸みのある体をつくる、さらには、メラニン色素を作り出す酵素を抑える物質も含まれているといい、まさに女性のための食べ物です。

ビタミン類が格段に多い「うなぎ」は、豊富なタンパク質、ビタミンA、ビタミンB1、B2、D、E、さらにはカルシウム、鉄分と、体に必要な栄養素がほとんどすべて含まれている食品です。20%を占める脂質も、不飽和脂肪酸のEPAやDHAなどですから、血液をサラサラにしてくれる優れものの食品、また海のミルクとも言われる「牡蠣」にはビタミンC、B1、B2、ビタミンAも、無機質のカルシウム、亜鉛、リンなどが568gも含まれています。

タウリンも豊富ですから、バストケアに効果的な食材として利用しましょう。

ブラの正しい付け方って知っていた?

さて、このバストに装着するブラについて、正しい付け方は知っていましたか。
そもそも、ブラジャーの役割とは何かといえば、バストを保護し支えるためで、つけないと、バストが垂れたり変形したりするのを防ぐために装着するわけです。

そういう意味では、サイズより大きめのブラを装着したりすると、何のためにブラをつけているのか分からなくなります。ブラジャーは伊達に付けているわけではなかったのですね。だとすれば、正しい付け方をしなければならず、また、自分のサイズの正確なカップも知っておく必要があるでしょう。

ブラジャーを新しく買う際に、あせかじめ自分のサイズを決めていませんか?購入する際には、下着専門店で正しく測ってもらうこと。これが、あなたのバストのためにしてあげられる初めの一歩となります。

ブラには、様々なサイズがあります。一番小さなサイズはAAAサイズで、一番大きいのはKサイズとなっています。ちなみに、トップとアンダーの差はAAカップ約7.5cm、Aカップ約10cm、Bカップ約12.5cm、Cカップ約15cm、Dカップ約17.5cm、Eカップ約20cm、Fカップ約22.5cm、Gカップ約25cm、Hカップ約27.5cm、Iカップ約30cmだそうです。カップ約30cmというと、相当な重量があることでしょう。

ブラジャーを購入する時は試着して…。

試着した際に、ホック部分が苦しいからと、アンダーバストが一回り大きめのサイズを選んだりすることはないですか?こうすると、背中ホックの部分が、上へとずり上がってきて、肩のストラップ部分が緩んでしまいます。

ストラップはバストを上へもちあげる役目はありませんので、ブラジャーとしての機能を果たしていない状態になってしまいます。

そういう意味からも、ぴったり合ったブラジャーを選ぶ必要があるのです。
また、バストを支える役目のブラジャーの買い替え時については、ストラップ部分がよれてきたりした時、背中のホック部分のゴムが伸びてきたりした時ですが、ブラジャーの買い替え時と考えていいでしょう。

ゴムが伸びて形が崩れてしまったものをつけていますと、バストが垂れたり、圧迫されたりして変形する原因にもなりかねないのです。

こうなりますと、装着していて意味のないものどころか、害になるケースも出てきます。その辺も考えて、買い替えのタイミングにも適切に対応しましょう。

また、バストサイズは簡単に変るものではありませんが、買い換える時は、再度、専門店で測ってもらうようにして、正確なブラジャーを装着するように心がけたいものです。

バストはやはり女の命?

いかがでしたか?
ブラジャーも伊達につけていたのではなかったのですね。バストを支え保護していたのですね。

乳がんなどでバストを喪うと、女をなくした喪失感を味わう女性が多いと聞きます。
でも、バストとは何でしょうか?よくよく考えてみると、赤ちゃんを育てるのに、大切な栄養分を与えるための臓器ですよね。それゆえ、バストは、確かに女性の命の象徴と言えるでしょう。

にもかからず、バストの存在に男性が必要以上に関心を寄せるから、女性もバストの大きさを気にし、大きくしなければならないと一喜一憂します。
ときには、深刻に考え、乳房にシリコンを入れて少しでも大きく見せようと整形手術を受ける女性も現れます。現在では自分の幹細胞から脂肪を抽出して、乳房に挿入する進化した手術もあるとも聞きます。

でも、ちょっと考えてみて…それは何のため?誰のため?
本当にバストを必要としているのは、あなたの赤ちゃんでした。その役割を果たし、立派に授乳の仕事が終わっている女性は、バストに自分の性を同化させて苦しむことなんてない…と思えるのですけれど…。

なぜって、あなたのバストは、充分に役割を果たしたではないですか。

おわりに

でも、授乳をした後は、まったくペチャンコになって、女として自信を喪ってしまったというのです。乳房は、やはり女性の象徴なのでしょうか…。

それもこれも、グラビアの巨乳信仰に、女性も男性もどこか洗脳されてはいないでしょうか。バストと女性心理は、実に複雑に絡み合っているようです。

でも、どうでしょう。 赤ちゃんのためのバストですもの。赤ちゃんを育て上げた勲章ですよね。たとえ、ペチャンコなバストになってしまっても、それはあなたの勲章だと思いませんか。

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