[記事:@koipit編集部]
シングルマザーでさらに小さな子供をかかえていて、仕事も持っているとなると毎日がとても忙しく過ぎていくかと思います。そんな忙しさの中でも、しつけは心がけ次第でしっかり出来るのです。しつけをキッチリするための第一義はやはり親の態度。本日は、子供にしつけをする前に、まずは自分をストリクトにする重要性について書かせていただきたいと思います。
5歳~12歳は価値観を左右する重要期
5歳~12歳といった子供だったらきっと一番お友達との関わりが多い時期になるので、上手にお友達と遊ぶ事、そしてよその家庭に対しての礼儀作法がその後のその子の一生の価値観を左右する場合があります。ましてや、自分が働いているとなると、自然とよそのお宅で子供も遊ぶ機会が増えてくるのではないでしょうか?
そんな時、育ちざかり子だったら、もちろん放課後はお腹がすくのでおやつを欲しがると思いますが、よそのお宅へ遊びに行く際には、必ず手ぶらではお邪魔しては失礼にあたるという事を教えてあげましょう。
お育ちの良いきちんとした家庭の親子程そういったしつけがしっかり出来ているので、将来大人になった時にも自然と同じ価値観の家庭の人とお付き合いが始まったり、結婚したりといったチャンスに恵まれるのです。
こればっかりは親か祖父母が教えてあげるしかありませんが、最近では核家庭化が進んでいてなかなかおじいちゃん、おばあちゃんにしつけをしてもらえるチャンスもありません。それだからこそ親がしっかりしないといけないのです。
100円程度の袋菓子でもいいので、気持ちとしてお友達の家へ遊びに行く際には必ずおやつを持たせてあげましょう。
そうしないと、よそ様のお宅で「お腹がすいた」などと甘えるかもしれませんし、よそのお宅は託児所でもボランティアでもないので、甘えてはいけません。そのような価値観を言葉で伝えても分かりませんから、体験として教え込むことが必要です。
ただ基本的に子供を持つ世帯というのはある程度子育てに理解がある方々が多いので、親切にしてもらったらしっかり感謝の気持ちを表せると相手側にもちゃんと喜んでもらえると思います。
親として子供の遊び相手の家へ礼を尽くすことの大切さ
そしていつもお邪魔していたりお世話になっているお宅があるとしたら、今度は自分が仕事が休みの時に自分の子と一緒にレジャーに連れ出してあげましょう。
それがもしたまにしか行けないにしても、相手側に一生懸命やっているんだなといいう気持ちがしっかり伝わると思います。
そういったお付き合いをしっかりしていたら、普段自分の子をしっかり見守れなくてもよその家の方々からしっかり見守ってもらえると思います。最近では子供を狙った事件が多いので、地域みんなで子育てをする事が大切なのです。
実は、そのような『地域の中で人は生かされているんだ』という感覚が子供のしつけにおいてとても重要です。
最近は携帯やスマホの普及によって、中高生になると、一人で家にこもって友達とはデジタルの付き合いに終始してしまうというシーンが増えてきました。でも、早いうちから人との関わり合いが必要であるということは理解させておくべきなのです。
感謝できる大人に育てよう
そしてこれだけは押さえておいて欲しいポイントは、たとえ母子家庭であって仕事がどれだけ忙しくてもよそ様に甘えっぱなしではいけないという事です。
自分の子がお世話になったらメールや手紙、電話でもいいのできちんと相手様のお宅へお礼のメッセージを送ると、相手の方にも「この子のうちは母子家庭でもちゃんとした家庭だ」と思ってお子さんもあちこちで可愛がってもらえると思います。
そしてそういったお礼の気持ちをきちんと相手に伝えるという事が人生においてとても大切だという事を子供にもしっかり態度で示してあげましょう。
人様の優しさが当たり前と思って育つと将来きっと苦労するから、何事にも感謝出来る気持ちを持てるようにしっかり教えてあげて育てる事が大切なのです。
そういった事がわかるようになれば、世の中の成り立ちについて学ぶ事が出来ると思います。この世の中は多くの人々が作り上げた労力で成り立っているのです。
こんな風にたとえお子さんといつも一緒にいられなくても、しっかりフォローしてあげる事によって遠くからでも守ってあげる事はできるのです。子育てをしながら、きっと自分自身でも世の中について学ぶ機会が増えてくると思います。
地域のみんなに見守られながら、親子一緒に成長して行ってくださいね。
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