外での仕事は夫の仕事、家事と育児は妻の仕事、と役割分担をしているご夫婦が世の中にはたくさんいると思います。ですが、共働きの場合、家事は明確に分担をきめていても、育児はどうでしょうか。
家事はともかく、育児は二人で行うべきものなので、少しくらいは旦那さんにも参加してもらいたいものですよね。その旦那さんの育児へのかかり方として、おすすめなのが、「子どもをお風呂に入れてもらう」ということです。
今回は、旦那さんに子どもと一緒にお風呂に入ってもらうことによって家庭円満になる理由を紹介させていただきます。
子供と旦那の絆が深まる
旦那さんは女性と比べて一般的に勤務時間の長い方が多いのではないでしょうか。そのため、なかなか物理的に子どもたちと一緒に過ごすことが出来ません。
しかし、日々の習慣として「子どもたちと旦那さんが一緒の時間を過ごす」ということを予めを決めておくと、子どもたちの中でも、父親への意識が強まり、絆が深まります。特にお風呂は、一日の汚れを落とし、疲れを取るリフレッシュの時間です。
とっても気持ちのいい時間である上に、子どもによっては水遊びのような感覚でお風呂が大好きな子もいますよね。その時間を父親と共有することは大きな意味があります。
裸の付き合いをすることで、「特別感」を味わうことが出来、しっかりと心のつながりを保つことが出来るのです。さらに、湯船にゆっくりつかっている時に、普段ゆっくり話せないことを子どもと話すのも大変効果的です。
「保育園でどんなことが出来た」「どんなことを褒められた」など、具体的に子どもの口からきくことで、旦那さんにとっても、子どもの成長を実感する良い機会になります。子どもにとっても、「自分の成長を喜んでくれるのは、母親だけでなく、父親も同じであること」を理解できる良い機会なのです。
比較的旦那の負担が少ない
旦那さんが家にいる間は、育児を手伝ってもらいたいと思うのは奥様にとっては当然の心理かも知れません。でも、おむつやミルク、ご飯を食べさせるなど、旦那さんの生活とプラスしたことを頼んでしまうと、疲れて帰ってきた旦那さんの負担になってしまいかねません。
勿論、それは働いている奥さんにも言えることなのですが、男性にはなかなか難しいのが現状です。旦那さんが疲れている時に、家に帰って来てからもゆっくりできず、子どもの世話をひたすらする…となると、男性は意外とダメージを食らいます。
その点、お風呂に関しては、子どもがいてもいなくても必ず入る行動ですよね。
その旦那さんの「生活」に寄り添う方法で、子どもとの関わりを取り入れると、比較的旦那さんへの負担は少なくて済みます。特に、お風呂の中は旦那さん、お風呂の外では奥さんがキャッチして身体を拭いてあげて、服を着させてあげるという連係プレーをすると、夫婦の共同作業にもなりますし、旦那さんも抵抗感が少なく請け負うことが出来ます。
あまりに負担が大きいことを担当してもらうと、旦那さんの不満が溜まってしまったり、奥さんも「そんなにいやいやするのであれば、してもらわなくていい!」という感情になってしまい、夫婦関係に亀裂が入ってしまうこともあります。
旦那さんが出来る範囲で頼み、旦那さんに育児を楽しんでもらうことが大切なのです。
家庭に旦那の居場所ができる
よく、家事も育児もすべて奥さんがしている家庭だと、旦那さんが帰って来てからも、子どもたちとお母さんで食事、お風呂、まったりタイムなどが進んでいき、旦那さんが置いてけぼりがちになります。
一緒にお風呂に入る習慣をつけることで、子どもたちも「お父さん、お風呂入ろう」と積極的に父親に話しかける機会が出来ます。こういった家族の関係が、旦那さんを家で孤独化させないようにするには大変重要なことなのです。家庭内で旦那さんが孤独を感じてしまうと、旦那さんは家庭に居場所がない、と外に居場所を求めるようになります。
そうなると、仕事の量が増えたり、夫婦関係が悪化してしまう恐れがあります。そういったことを防ぐためにも、子どもたちと一緒にお風呂に入ってもらうのは、大変意味があることなのです。
コメント