普通に話しているのに、なぜか人が遠ざかってゆく人っていますよね。別に悪気がある訳でもなく、本当の性格は悪いわけではないのに・・・。
もしかしたら、それは話し方のちょっとした差かもしれません。本当に少しの差で、人から嫌われる場合もあれば、好かれることもあるのです。本日は、人から嫌われるしゃべり方とその対策について考えてみたいと思います。
相手を追い込んでない?
特に完璧主義の人が陥りやすい罠があります。それは、結論が出ないと納得がいかなかったり、相手の悪い所、失敗したことを追求しなければ気が済まないタイプの人です。
一言でいうと、白黒つけたがる人でしょうか。
例えば、まとまりのないダラダラとしたしゃべり方をする友達と話していたとします。その友達に、「で、結局、結論はなに?」と言ってしまったり、相手が話し終わる前に話の腰を折ってしまう場合です。
誰でもおしゃべりが上手な訳ではありません。また、話のペースも人それぞれ。おしゃべりの中で相手を追い込んでしまうと相手もあなたを話しにくい相手と認識してしまうでしょう。
起承転結が分かりにくい
実は、先ほどダラダラ話している人を例に取って、そういう人を追い込んではいけないと書きましたが、逆に話の起承転結が見えない人も話し相手を疲れさせる典型的なタイプです。
会話はキャッチボールによって成立します。にも、関わらず、話の起承転結が見えにくいということは、相手があなたの話しの勘所を認識することができずに、上手に受け答えをすることができなくなるのです。
それにより、話すのも聞くのも疲れてしまい、疲れる=嫌いというイメージを相手に与えてしまうでしょう。
話しは必ず起承転結を意識し、相手がそれに対して、質問したり、驚いたり、笑ったりできるように、話の要点をまとめてからしゃべる練習をしましょう。
相手に質問ばかりしていない?
話すことが苦手で、聞き上手になろう!と努力している人にありがちな失敗です。相手に質問することばかりに気を取られ、自分の話を全くしない人は相手に冷たい印象を与えるとともに、「もしかしたら、この人は私と話すことに興味がないから質問ばかりするのかな?」と疑念を抱かせます。
先ほども書きましたが、会話はキャッチボールが大切です。質問ばかりするということは、会話が片方向になってしまい、相手も疲れてしまうでしょう。加えて、私の話しってわかりにくいのかな?や、私と話していても面白くないから無理して質問してるのかも?と思われてしまいます。
自分の話しばかりをすることは自己中心的な印象を与えますが、ある程度は自分の話をして、自分の考え方や趣味嗜好を相手に伝える努力は必要です。
ひがみ・悪口はダメ
時として、誰かの悪口やひがみの話題は、盛り上がるものです。絶対にしてはダメという訳でもありません。ひがみ、やっかみの話しも同じです。
しかし、悪口は時としてクセになります。一度、悪口で盛り上がってしまうと、それが本能的に快楽になってしまうのです。
例えば、「●●さんって、いつもファッションセンスないよね?」とか、「●●の彼氏って、不細工だよね」
などの話しで盛り上がることにより、相手と楽しい時間を過ごした!相手と親密な話しが出来た!と錯覚してしまうのです。実は、この時、相手も同じことを考えていて、一時的にはお互いの結束が深まったように感じます。
しかし、何度も誰かの悪口やひがみの話をしていると、いずれ、お互いにどこかで悪口が漏れるのではないかと疑念を抱き始めます。そして、無意識のうちにお互いに距離を作るようになってしまうのです。それに、悪口はいつかは本人の耳に入るものです。その時、本当にあなたは嫌われる人間になってしまうでしょう。
だからこそ、悪口は絶対にダメとは言いませんが、極力避けた方が身のためです。
コメント