今、人の意見を聞かない人が増えているといわれています。人の意見ところか、話もロクに聞かない人って確かにいますよね。職場の同僚、友達、彼氏だったりと本当に困ったものです。
普通の人にとっては、まったく人の意見が聞けない人の心理はどのようなものでしょうか?本日は、人の意見や話しを聞けない人の心理について考えてみたいと思います。
意見が聞けない人は2種類いる
人の意見が聞けない人の種類として、実は二種類いることにお気づきでしょうか?
まず、一種類目は、言わずとしれた自信家の人です。ただ、普通の自信家は、過去の経験に裏打ちされた根拠があるものですが、人の意見が聞けない自信家の場合は、根拠のない自信に満ち溢れている場合が多いです。このタイプは、成長過程で過保護に育ったなど、何かしらメンタルに問題を抱えているか、人生経験が乏しく、大きな失敗や挫折を経験していないために、間違った自信を持ってしまっているのです。
もう一つは、実は内面は弱い人間で、常に自己防衛をしなければ自分自身を維持できない人です。そして、自己愛に満ちている人が該当します。
自己愛といえば、先ほどご紹介した「根拠のない自信家」と混同されがちですが、この場合は少し違っていて、自分に自信が無いから、メンタルを守るために自己愛を構築してしまった人を指します。心に殻を作ってしまった人とも言えるでしょう。
殻に閉じこもっているから、人から意見されることを一種の攻撃と受け取ります。人から何か言われても、「自分は間違ってないよ」「自分は失敗しないよ」など、幼稚な発想で片付けてしまいます。実は、このタイプが今増えているのです。
どう接すればよい?
どちらのタイプもトータルに考えれば、プライドが高いと言い換えることができるでしょう。プライドが高い人間の対処法を考えれば自ずと付き合い方も見えてきます。
もっとも簡単な接し方や意見の仕方は、下手に出ることです。つまり、相手の琴線に触れないようにすれば、盾を作らずに話を聞けるようになります。
下手に出るとは、例えば、教えを乞うようにして意見してみる。質問をするように話を誘導し、相手に気づかせる。といった方法が有効です。
筆者がよく使う方法としては、相手に何か問題があった場合、誰か他の人の話にすり替えて話します。
「今日、友達にこんな言い方をされて傷ついた。」
など、自分はこんな態度を取られることを嫌がる。など、NGポイントを、事あるごとに伝えることによって相手に刷り込むことができます。
それでも相手に伝わらなければ、何か相手が間違った態度を取った時に露骨に嫌な顔をしてみたり、ドン引きな表情を作ることも有効です。言葉で言っても反発を買うだけですから、自分は傷ついていますよ。あなたのこんな部分が嫌いですよ。と、態度で示すことで、伝えるようにしましょう。
なぜ、この方法が有効なのでしょうか?
それは、人の意見が聞けない人は、先ほど書いたように自己愛が強かったり、過去に失敗したことのない未熟な人です。これらの人は、自分が傷ついたり失敗することを恐れる傾向にあるため、人の表情を読み取る能力に長けているからなのです。言葉で伝えずに、相手が違和感を覚えるように仕向けることで、少しづつ相手の悪いところを軌道修正できるようになるのではないでしょうか?
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