一体全体どうなっているのか?満を持して転職活動をしたのに、ブラック企業に就職してしまった!もう嫌!
何度も転職できる訳ではないのに、入社前のイメージと入社後の現実が大違い・・・。これほど、悲劇なことはありません。出来れば、こんなにひどい会社だったなんて、事前に分かっていれば。
そんな恐怖のミスマッチを経験しないために、本日は、入社前にこの企業が優良かどうか見抜くコツについて考えてみたいと思います。
事前準備編
最近は、インターネットで社員でしか知りえない情報を調べることができます。例えば、「転職会議」や「Vorkers」「カイシャの評判」などのサイトです。これらのサイトは、給料体系やワークライフバランス、職場の雰囲気まで忌憚ないコメントを読むことができます。
確かにこれらのサイトは企業の内部を知るうえで大変に参考になるサイトですが、一つ注意してほしいことがあります。それは、ほとんどのコメントが、退職者によって書かれていること。
つまり、何かしら不満をもって退職している人によって書かれているため、多少、悪いイメージで書かれていることが多いです。
では、どのような読み方をすればよいのでしょうか?
ポイントは、「ネガティブな情報はどんな立場の人が書いているか?」です。例えば、ワークライフバランスが悪いと営業の人が書いていたとします。しかし、あなたが志望している部署が事務であった場合、必ずしも事務も同じ環境とは限りません。また、給料が安いと20代の人が書いていたとします。しかし、若ければ給料が安いのは当然です。同様に、アルバイト社員が書いたのか、正社員が書いたのか・・・このように、一歩引いた目線でコメントを分析することが重要です。
面接で見抜く編
さて、エントリーも完了し、企業から面接のお誘いが来ました。いよいよ企業を訪問するタイミングです。
面接で見抜くポイントは、ずばり、面接官の態度です。特に、一次面接、二次面接は、現場の担当者や上席と会うチャンスでもあります。これらの人が疲れていないか、しっかり、こちらの話を聞くことができるか?など、一緒に働く相手として問題ないかを見ます。
ブラック企業に就職してしまった!しくじった!という方に限って、面接官が一緒に働く相手であるという認識が足りていない場合が多くあります。面接は企業が採用者を選ぶ場だけでなく、こちらも企業を選ぶための場であることを忘れないようにしましょう。
採用後に見抜く編
最後に、めでたく内定を勝ち取ることができました。でも、この企業に就職してよいものか・・・。
そんな時は、採用通知から入社日までの期間を待ってもらえるか?を見ます。優良企業の場合、人材を計画的に確保しようとします。そのため、ある程度、採用者の都合を聞いて、無理のない就業開始日を設定してくれるものです。
一方、ブラック企業の場合は、人がどんどん辞めてゆくため、その欠員補充として採用活動をしています。つまり、一刻も早く就業を開始してほしいのです。「すぐにでも来てほしい」「前の会社を退職したらすぐに来てほしい」などと言ってくる企業は疑った方がよいでしょう。
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