先日、こんなことがありました。筆者の知人が読者モデルにスカウトされ、カフェで芸能事務所の男性と詳しい話をしたけれども、なんだか胡散臭くて、その後連絡するのを辞めてしまったという話です。
筆者も一時期は映像関係の仕事をしていましたが、芸能関係やテレビ、雑誌云々のスカウトは裏がある業界で、安易に受けてしまうと思わぬ落とし穴に陥ってしまう世界だと思ってます。
しかし、芸能関係に限らず、仕事の商談などの交渉事、恋愛も含めて、相手が信頼できるかを確認することは様々な局面で役に立ちます。
そこで、本日は、信頼できる相手かどうが見極めるためのチェックポイントをご紹介したいと思います。
ネガティブな話しから入るかどうかで見極める
ところで、あなたは性善説を信じますか?それとも性悪説を信じますか?
突然、スピチュアルな話と思われるかもしれませんが、これ、意外と重要です。
筆者は、性悪説と言い切る人ほど、意外とあっさり「信頼できない人」を信頼してしまう傾向にあると考えています。
例えば、自分は詐欺に合わないと言っている人ほど、肩に力が入ってしまい、相手が「人って信頼できないですよね?」と語り掛けてくる口車に「うんうん、そうなんですよね~」と共感し、いつの間にか自分が詐欺にハマってしまう・・・。なんて話はよく聞きますよね?
どんなに、人馴れしている人でも、初対面の相手と会話をすることは緊張します。相手がどんな人間か分からない訳ですから・・。
そこで、最初は当たり障りのない会話から始め、徐々に深堀してゆくのが一般人の会話です。多くはポジティブな話題から始めます。何故ならば、双方、信頼関係を構築して距離を縮める必要があるからです。
会話の初期の段階から、会話のイニシアティブをとりに走ったり、ネガティブな会話から始める人は、あなたと信頼関係を構築することに興味が無いといえるでしょう。もっぱら、信頼できる相手ではないということです。
会話の反応速度に注目する
相手と会話をする中で、当然、疑問質問は生じると思います。例えば、先ほどのモデル志望の知人でしたら、「嫌だったらすぐに契約解除できますか?」でしょうし、商談であれば、「提案書に記載されている以上のコストは発生しませんね?」など、何かしらの疑問は生じます。
質問が生じた時は、単刀直入かつ簡潔に質問してみましょう。
もし、相手が明確に答えを素早く返してくるようでしたら、腹心はないとみて良いでしょう。歯切れが悪かったり、回りくどい言い方をする場合は、正直に言えない何かがあったり、自信がない証拠です。
裏のある人間は、大なり小なり、「相手を納得させよう」と、あの手この手で信頼を勝ち取ろうとする話し方をします。そんな時に、直球で質問を投げられると、ペースを崩され、ボロが出るものです。
質問してすぐに、知りたい答えを返してくる相手は、あざとい相手ではないといえるでしょう。
初めから自己紹介する人は信頼できない?
筆者の経験ですが、初対面の相手で、自分の話しから始める人は、あまり信頼できる相手ではありません。
理由は自分に自信がないか、何か理由があって、あなたの信頼を勝ち取ろうとしているからです。
日頃、職場で新しい同僚と会話するときや、新しい友達とおしゃべりをするとき、「私はね~」と会話を始める人って、自分中心だったり、相手の立場にたって考えられない人間ではないでしょうか?
しかし、普段は直感的に「なんかこの人の会話、嫌だな」と分かるのに、なぜか交渉事や仕事上の会話では気が付かない人が多いものです。
自分の話題から話し出す人は、相手に対して興味がなく、紆余曲折を経ることなく自分に対する相手の信用を得たいと考える、あざとい人です。
初対面の相手は、お互いに「どんな人間か分からない」という不安感から始まります。ですから、まずは相手のことを知りたいと考えることはごくごく自然なことです。これは、モデルのスカウトであっても、商談であっても同じです。
普段の冷静さを忘れないこと!
大切なことは、例えそれが、読モのスカウトでも、仕事上のお付き合いでも、日頃、普通に行っている相手への観察を怠らないことではないでしょうか?簡単なようですが、舞い上がってしまい出来ない人が多くいます。冷静に普段の感覚を維持できるよう心掛けることが初対面の相手が信頼できるかどうか見抜くためのコツなのです。
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