先日、死後の世界について取り上げたテレビ番組がありました。死後の世界というと、何かの宗教と関連付けされたり、眉ツバなイメージがありますが、なんでも科学的に研究している研究者が大勢いるそう。
つい100年前まで遺伝子の存在すら知られていませんでした。つまり、最近まで、現在では当たり前のことが解明されていなかったのです。
確かに、そのような意味で、カルト的にとらえられがちな死後の世界も、数十年後には誰しも知っている・・・。そんな時代が来るかもしれませんね。
そこで、本日は、現在、研究が進められている死後の世界についてご紹介したいと思います。
死後も脳は活動を続けている説
AFP BB News『肉体的な死後も「意識」はあるか、研究』によると、人間の脳は死後の世界も活動を続けているとのこと。
英サウサンプトン大学の研究チームが行った検証によると、心肺停止後に蘇生した330人への聞き取り調査を行った結果、39%の被験者が心肺活動が復活するまでの「死後」の時間に意識があったという驚きの結果が導き出されたのだそう。
以前は、心肺停止から20秒~30秒で脳の機能も停止してしまうと考えられてきました。どうも、人は心臓が停止してからすぐに脳死を迎える訳ではないらしいのです。
また、ある研究によると、人間は心肺が停止してから数時間は「冬眠状態」におかれ、意識だけが残り続けるという報告もあるのです。
丹波哲郎の映画『死んだらどうなる』ではありませんが、死後、お花畑が広がっていて、生前親しかった人に出会う・・・。そんな夢物語のような話も、実は、脳の活動が続いている結果、生み出しているものかもしれないですね。
死後の世界は存在しない説
理論物理学の権威・スティーヴン・ウィリアム・ホーキング氏の談話によると、死後の世界は全くあり得ない・・・そんな持論を展開する研究者もいます。
なんでも、
「脳はコンピューターと同じで、部品が壊れれば動作しなくなる。コンピューターには天国も来世もない。」
のだそうです。
うーん。夢がない。筆者個人は、身もふたもない説に反対ですが、宇宙を極めた学者がの談話だけに、なんだか説得力がある気もしますね。
つまり、人間も自然が生み出した一種のマシン。そのマシンが壊れた先には別世界など存在しないという考え方のようです。
死後の世界は量子力学でも解明できる!?
ホーキング博士の説に、少々がっかりさせられたところで、こんな説もあるようです。Mail Online『Quantum physics proves that there IS an afterlife, claims scientist』によると、死後の世界は、科学的に説明ができるという、ちょっぴり、「待ってました!」なニュース。
量子力学の世界では、現時点で生きている人間の意識そのものが、「幻覚」なのだそう。つまり、人の暖かい手も、美味しいスイーツを食べた食感もすべて幻覚。
一方、生きていることが幻覚ならば、死の世界もまた幻覚。
人間の脳は、一種の電気信号により活動をしています。これらをすべて分解してゆくと、素粒子という小さな物質まで細分化することができます。
目の前にあるスマートフォンや、その画面が放つ映像。そして、その光を受け止める目や、目で見たものを理解する脳の仕組みまでもが、すべて素粒子の働きにより形作られています。
人が死んだのち、体は土にかえり、人間から物質に変化しますが、それもまた素粒子レベルでは、生きている人間と、単に素粒子の配列が異なるだけということ。
だからこそ、生も死も差はないという考え方なのですね。
まとめると・・・。
色々な説があるけれど、結局は死後の世界について様々な説があって、まだよく分かっていないだけじゃない!
いえいえ、以前は死後の世界と言えば、宗教や思想家など一部の人により語られるものでしたが、物理学者や医療関係者が研究を行い、現時点で判明していることを発表しているということ。それは重要なことです。なぜなら、研究者の経費は大学が支払います。荒唐無稽な研究であれば、資金を出す大学はありませんよね。
科学が死後の世界の解明に近づいているということです。ぜひ、筆者や読者のみなさんが生きているうちに解明してほしいものですね。
コメント