職場の人間関係が煩わしい!人間関係を回復するためのコツ

人間関係

以前、あるテレビ番組で2人の女性が登場し、思い出を語るというコーナーがありました。芸能人でもなく、どこにでもいそうな若い一般女性です。
芸能人でもないのに、なぜテレビに出てくるのか?それは、2人の意外な関係からでした。

片方の女性。ここではAさんとします。物腰が柔らかで、少しおとなしめの女性です。中学生の頃は、相当イジメられたらしく、悪口、陰口を言われるのは当たり前、時には棒などで殴られたことも。壮絶なイジメ体験をもった女性です。

もう一人の女性Bさんは、男勝りで、さっぱり、そしてハキハキとした女性です。この2人、20歳はとっくに過ぎていましたが、中々の親友で、結婚してからも親交があるのだとか。しかし、意外や意外、Aさんをイジメていたのは、なんとこのBさんだったのです。

Bさんは、Aさんをイジメる中心人物として、いわゆるグループのボスだったらしく、自分の仲間を使ってAさんをはじめとした、気が弱そうなグループの子を泣かせていたようなんです。

なぜ、絶対に交わることのないこの2人が親友になることができたのでしょうか?

本日は、この結末をご紹介する前に、職場で良好な人間関係を維持する方法と、これから人間関係を悪化させないコツをご紹介したいと思います。

目次

職場での人間関係が辛い理由

実は、ここではイジメの問題を扱いたい訳ではありません。イジメというと、誰かが誰かを一方的に悪口や直接的な暴力で攻撃することと受け止められがちです。
しかし、大人になると、状況はちょっと複雑です。例えば、あるグループのメンバーが、「●●さん嫌い」というような発言をしたとき、同じ場所にいる別のメンバーはそれに同調、共感しなければ、場の空気が崩れてしまうことがあります。
その場合、自分はそれほど思っていなくても、「確かに~」とリアクションを取ってしまうことってないでしょうか。その後、共感した手前、●●さんを避けてしまうように。避けられた方も嫌な気持ちがするし、避けている方も、なんだかモヤモヤした雰囲気のまま一緒に過ごさなければいけない。そんなシチュエーションに陥ることは多々あると思うのです。

イジメの構造とほとんど同じなのですが、大きな違いは、「仕事という別の利害でも繋がっていること」があげられます。

つまり、仕事でつながっている以上、人間関係を悪化させてもお互いにコミュニケーションを維持しなければならない点があります。関係が悪くなったからといって、簡単にコミュニケーションを断絶することはできないのです。

悪循環とストレス増加

そもそも、人間関係を煩わしいと感じるきっかけはどこにあったのでしょうか?それは、大なり小なり、自分が当事者であるかそうでないかに関わらず、この悪口、陰口とそれに巻き込まれたために、抜け出ることができないある種の板挟み状態に対して居心地の悪さを感じるからです。

こうしてバランスの崩れた人間関係はさらに悪化してゆきます。悪口の対象になった「●●さん」も、どこかしらで悪口や陰口を言い始めるでしょう。そして、どちらか一方に共感した人は、身動きが取れなくなり、ストレスがさらに倍増してゆきます。しかし、だからといって、一度、共感、同調してしまった手前、もう取り消しも効かなくなってしまうのです。「●●さん」側につけば、二枚舌になりますしね。でも、全くコミュニケーションをとらない訳にもいきませんから、辛いですよね。

抜け出すことの大切さ

重要なことは、この状態を維持していても人間関係の煩わしさは解消しないということです。そのためには、今すぐに「同調」「共感」を辞めることです。
自分が悪口の発信源になってしまった場合は、もう2度と言わない。他人の悪口に付き合わされる場合は、「なるほどね~」など、常に中立の立場を貫くようにします。悪口の発信源から「あなたも、そう思わない?」と聞かれた時は、「そんな事があったんだね~」などと、共感しているようで、同調はしないスタンスが必要です。

いずれにしても、職場で人間関係を断絶することは不可能です。したがって、ネガティブな話題は必ず繰り返されるでしょう。ただ、自分を居心地の悪い立場に追い込んでしまったら人間関係の煩わしさから抜け出すことなど絶対にできません。

そのためには、自分が洪水の水をせき止める「ダム」のように、汚泥をストップするスタンスが何よりの解決策なのです。必ず雨はやってきます。でも、その雨を全開で放水し続けるか、どこかでせき止めて、これ以上、自宅が浸水しないように守るかの違いです。

いずれ人間関係は改善する

冒頭のいじめっ子といじめられっ子の話に戻ります。なぜ、Aさんをイジメ続けたBさんが、Aさんと親友になれたのか。

それは、ある時、Bさんが、自分のしていることに虚しさと恥ずかしさを感じ、今度はAさんを守る立場に変わったからなんです。

他のグループからもイジメられ始めたAさん。そんなAさんを客観的に見ていたBさんは、自分が「こんな恥ずかしいことをしていたのか」と気が付くと同時に、自分がそんな悪循環を作ってしまったことに罪悪感を覚えたのだそうです。

そして、今度は、自分がこの悪循環をストップする番だと決意し、Aさんに謝罪するとともに、徹底的にAさんの味方に付いたのだそう。最初はAさんも戸惑っていたそうですが、徐々にBさんに心を開き始め、2人とも大人になってからはお互いの家族が交流するほどの仲のよい友人に回復。かけがえのない親友になったのです。

また、いじめっ子だったBさんも、Aさんをイジメていた頃は、イジメてもイジメても、表現できないほどのストレスに苛まれていたそう。でも、イジメを辞めてからはスッキリしたと語っていました。

人間関係は流動的なものです。仲の良い人間関係が悪化することもあるし、逆に悪循環を断ち切れば、徐々に回復するものです。これは、相手のためでもあって、自分のストレスを解消するためのベストな選択であることは言うに及びません。

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