寒くなってくると妙に寂しくなってきますよね。温めてくれる彼氏の存在があれば良いのですが、失恋したばかりの方には特につらい季節です。恋は身も心も温めてくれるサプリメント。でも、ぽっかり空いた心の穴を塞ぐには、現実的なことだけでなく、たまにはボーっと宇宙レベルの非現実的な世界へ逃避するのもいいものです。
そこで、本日は、宇宙レベルで失恋について考えてみたいと思います。ちなみに、筆者。信仰的なものや、何かの団体に属している訳ではないのですが、一時期、定額で見られるインターネットテレビにハマってしまい、アーカイブ数がダントツに多いNHKさんのお世話になっていました。
NHKって、特に科学的な番組が多いんですね。でも、固い番組だけでなく、恋愛や人とは?という話題と科学をつなげるのが得意な様子。いつもお世話になっている、NHKさんのドキュメンタリーをヒントにしました。
人間は星屑から出来ている
私たちが住む地球が生まれたのは、46億年前と言われてます。
46億年?と言われてもピンと来ませんよね。NHK『地球大進化〜46億年・人類への旅』では、46億年の長さを1年の単位に縮めた時、番組ナビゲータの山崎努さんの人生になぞらえて、たった0.5秒と解説しています。
そんな地球が誕生した46億年前、地球の大きさは今よりもっと小さかったそうなんです。そして、惑星になりそこなってしまった星たちが、地球を取り囲むように回っていました。
その星たちが、地球に衝突して、現在の地球の大きさになったのですが、重要なのが、そこから。そこ星たちの中に、『炭素』が含まれていました。岩と岩のちっちゃなスペースに、生命の材料となる炭素が含まれ、それが、生命の誕生につながったと言われています。
つまり、人間の元になったのは、宇宙に漂う星屑。あなたも私も、目に見えるあらゆる生き物が、隕石や星たちが運んできた材料によって作られているのです。
誰かと誰かが出会ったこと。それは、広大な宇宙で、たまたま星たちの衝突したことにより成し遂げられたこと。出会いも、別れも、そして、またいつか出会うであろう大切な人も、それこそ天文学的な確率で、ある瞬間を一緒に過ごした奇跡なんです。
そんな奇跡を体験できたことは、それだけで縁があったということ。たとえ、バイバイしてしまっても、幸せな時間を過ごせたことは貴重な時間だたのではないでしょうか。
壊れたものの先に新しいことが待っている
『コズミックフロント ~発見!驚異の大宇宙~』では、ビックバンにより宇宙が誕生した直後、水素などの単純な元素しかなかったことを報じています。中学校で『すいへーりーべぼくのふね』。・・・なんていう、呪文のような元素記号の覚え方を教えられましたが、今、宇宙には様々な元素が存在します。
単純な元素しか無かった宇宙に何故、様々な物質が誕生したのでしょうか。そして、なぜ、今、宇宙にはたくさんの星が輝くのでしょうか。
それは、『超新星爆発』による膨大なエネルギーが、単純な元素を複雑なものに作り替え、そして、壊れた星の残骸が新たな星の材料となったことが一因と言われています。
超新星爆発とは、大きな星が年老いて、燃料を使い果たしたり、他の星に飲み込まれて、大爆発すること。
星の最後に起こるのが、超新星爆発と考えると分かりやすいかもしれませんね。星が壊れた先に、新しい星が生まれるなんて、凄いとは思いませんか?
だって、人間だって同じ仕組み。私たちの命もリレーのように、受け継がれているのですから。
恋愛だって、お別れした後に、新しい出会いが待っていたり、失恋した直後は、もう恋なんてしない・・・と思っていても、次にもっと発展した恋が待っているかもしれません。
宇宙に存在するすべてのものは、壊れて、そして新しいものが形作られる・・。そんな法則で成り立っているのです。
重力は『引っ張る』ではなく『引き付けあう力』
重力は、すべての物質に備わっている性質。目に見えるものにはすべて重力があります。
もし、宇宙に重力が存在しなければ、星はおろか、真っ暗な宇宙のまま、何も起きなかったと言われれいます。
そもそも、地球に重力がなければ、私たちは生きてゆけません。地上に立ってはいられませんし、体も離れ離れになってしまいます。
そんな重力ですが、『引っ張る力』だと誤解されがち。いいえ、違うんです。重力とは『引き付けあう力』なんです。例えば、リンゴを地面に落としたとき、実はリンゴも地球を引っ張っているんです。大きさが違うので、地球がリンゴに近づくことはありませんが・・。
人間が重力で作られ、そして、恋も人間が作り出すものならば、まさに恋も重力の産物。
彼とのお別れは、どちらかの気持ちが弱まてしまったために、離れ離れになってしまったということでしょう。
でも、この重力っていう奴。結構、ニクイ奴なんです。少しづつ、空間に漂う物質を集めてしまう性質があるんです。
実は、宇宙にはまんべんなく星があるように見えますが、網の目状に星が集まった空間と、星がほとんどない空間に分かれています。これは、重力の力によって、星たちが集まった結果。
つまり、恋も、「またいつか恋をしたい」と願い続けば、いつかは引き付けあう力によって、新たな出会いへとつながるに違いありません。
本日は、かなり飛躍したことをお話ししました。飛躍しすぎで、突飛と言えば突飛かもしれません。でも、100%間違っているとは断言できないと筆者は思うのです。
さて、少し夢想したところで、また、新しい恋が待っています!一緒に現実に戻ってゆきましょう!
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