ようやく涼しくなってきましたね。秋は紅葉の季節。美しい景観を楽しみながら厳しい冬へ向かう前の刹那を楽しみたいですね。また、ゴールデンウィークから9月までは祝日が少ない。あまり、出かけられなかったという方も出かけてみてはいかがでしょうか。
あまり遠くはいけないけど、近場で体を動かしながら秋の景色を楽しみたい。本日はそんな方のために東京からJR、京王線で1本。高尾山の魅力をご紹介したいと思います。
高尾山の魅力は裏にアリ
突然ですが、高尾山と言えば、登山というより「高尾山・薬王院」への参拝!と言うイメージがありませんか?甘い!今まで、高尾山に登ったことがあるよ!という方でも聞いてみれば、ケーブルカーを降りて、少し急坂を登った先にあるお寺へお参りしただけという方が多いように思います。
それでは、高尾山の魅力の半分以上を損しているのです。この薬王院の裏に広がる登山コース。そう、ここは裏高尾。少し体力はいりますが、ハイキングより登山。でも、日帰りで帰れて、女性でも歩ける初心者コースが広がっています。加えて、景色は抜群。普段あくせく過ぎしている東京の街を見下して・・・。いや、見下ろしてみましょう。
日帰りオススメコースは?
それでは、日帰りで帰れるゆったりしたコースをご紹介します。
① 京王線・高尾山口駅からスタート (午前9時出発)
新宿から1時間少し。高尾山口駅から旅をスタートさせましょう。ここは、高尾山のロープウェイに最も近い駅になります。
② 最初はロープウェイでショートカット(午前9時半出発)
高尾山口駅を少し登るとすぐにロープウェイの駅が見えてきます。ここでロープウェイに乗らずに全部徒歩で登ることもできますが、この後、お楽しみコースが待っていますので、ショートカットしてしまいましょう。徒歩で登った場合、森林に囲まれた山を登ることになりますが、眼下に広がる景色・・とは行きませんし、体力を温存しておいたほうがベストです。
③ 薬王院でお参りそして裏高尾へ(午前10時半出発)
ロープウェイを降りると、薬王院目当てのハイキング客がたくさん歩いていますので、流れに乗って一気に薬王院へ。茶屋やお土産やさんもいくつかありますので、薬王院でお参りしがてら、トイレを済ませて小休止。そして、薬王院裏の道から「紅葉台」「一丁平」方面を目指します。最終目的地は「小仏城山」
④ 途中に茶屋が点在、休憩箇所多数(午前11時出発)
薬王院を過ぎると裏には展望台と高尾山の山頂があります。ここは石畳の広場のような場所で、山頂と言われると、富士山の山頂のようなものをイメージしがちですが、石畳の上に小さく「高尾山山頂」と書かれただけ。小学校の時に行った遠足のような気持ちにさせられます・・・。が、その先はいよいよ登山コース。もちろん、歩きやすいように整備はされていますが、舗装されていない山道になります。
途中にお茶屋さんがありますので、小休止しながら歩いてもよいでしょう。ところどころで地上に広がる美景が楽しめます。木々も秋の雰囲気で、日頃疲れた心を癒してくれること間違いなし。
なお、これらの茶屋では、持ち込んだ山用コンロで、ラーメンなどを作って食べる人も。初心者の方は、お弁当を食べ食べゆっくり上がってもいいですね。
⑤ 小仏城山 (午後1時到着/午後2時出発)
休憩なしで歩くと、1時間少しで小仏城山へと到達します。ただし、初心者の方は倍の時間を見ておいた方が安全です。想定では、9時にスタートして午後1時に到着するイメージにしました。
ここは、なめこ汁で有名な城山茶屋がある山頂で、広場の両側に広がる景色は絶景そのもの。まさに、この景色を楽しむためにここまで登ってきたんだ!と実感させられます。広場にはテーブルがたくさんありますので、持ち込んだ調理器具で山料理を楽しんでもよし、茶屋で軽食を買って食してもよし!十分に堪能しましょう。
ただし、城山茶屋のなめこ汁は本当に有名で、これを目当てに登山する方もいるほど。ぜひ、食べてみてくださいね。
⑥ 小仏峠 (午後3時到着)
帰りはもと来た道を帰るのではなく、ぜひ、小仏峠の方から降りましょう。ここは、道が狭く、急なので多少危険。1本道なので道に迷いにくいかもしれませんが、滑ることもありますから細心の注意を。
急な山道を下ってゆくと、ポっと開けた場所にたどり着きます。そして、「明治天皇小佛峠御小休所阯及御野立所」の石碑が。ここは、明治天皇が山越えをされた時に小休止された由緒正しい場所なのです・・・。と思いきや、たぬきの置物の隣に「小仏峠」の碑が。荘厳な気持ちが台無し!でもちょっとカワユイ。
この狸くんの置物を右に下ると、かの有名な小仏トンネルの脇に出ます。そして、民家の間の舗装された道路を歩いてゆくとバスの停留所が見えてきます。ここからJR高尾山駅行きのバスに乗ることができますので、帰りはJR高尾経由でさようなら~
⑦ JR高尾駅(午後5時着)
電車の本数は結構多いので、あまり待つ必要はありませんが、残念ながらお土産やさんは少なめ。でも、山で目に焼き付けた景色が何よりもお土産になったのではないでしょうか?
いかがでしたか?本日は日帰りで登れる裏高尾をご紹介しました。手軽に都内から出かけられる東京のパワースポットと言ってもよいでしょう。ぜひ、週末は高尾で英気を養ってくださいね!
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