[記事:@koipit編集部]
親が子供を愛し育てるのは当然の事ではありますが、その当然の事が、実は端から見るよりもずっと大変なものです。
特に、仕事も子育ても一人で行っているシングルマザーにとっては、仕事と子供とのプライベートな時間の両立を図るのは、決して簡単な事ではありません。
しかし、子供にとって母親とコミュニケーションを取るための時間は、成長のためにも精神的な安定のためにも必要不可欠です。
だからといって、母親に負担が掛かるような方法で時間を確保するのは、望ましくありません。
実は、ちょっとした工夫をするだけで、子供との時間を無理なく作る事が可能なのです。
では、以下に子供との時間を作るための工夫を紹介しましょう!
家事を楽に出来る工夫をする
仕事や子育て以外でシングルマザーが大きく時間を取られてしまうことといえば、料理や洗濯、掃除などの家事になるでしょう。家事は毎日のことですから、如何にして楽に家事が出来るかという工夫をする事は、非常に重要です。
家事が短縮出来れば、毎日の時間に余裕が持てるので、子供との時間も作りやすくなるのです。
1、調理は電子レンジや便利グッズを活用、下拵えが肝
例えば、野菜を茹でるにしてもお湯を沸かして柔らかくなるまで茹でるよりも、電子レンジを使えば短時間で野菜を柔らかくする事が出来ます。
電子レンジの他にもシリコンスチーマーや圧力鍋、最近人気の保温鍋を使用するのもお勧めです。
また、食材はまとめ買いをして、食材ごとに切る、茹でる、味をつけるなどをして下拵えをしておくと便利です。
すると、忙しい朝や仕事帰りの夕食の準備もずっと楽になること間違いなし。
2、掃除は溜めない
料理などの家事に比べると、掃除はついつい後回しになりがちですよね?しかし、溜めれば溜めるほど大変になるのが、掃除なのです。汚れは、放置するほど落とすために手間も時間もかかりますから、掃除は溜めない方が楽に出来ます。
面倒だと思うかもしれませんが、例えばシンクを使い終わったらサッと水滴を含く、そうした事を習慣にしてしまえばいいのです。汚れてから掃除をするよりも、汚れる前に掃除をする習慣をつけると、ずっと労力がかかりません。
3、子供と一緒に家事をしてみる
これは、家事を楽にする方法ではないかもしれません。
一人で家事を行うよりも、子供に手伝ってもらう方が、余計に時間がかかったり二度手間になってしまうのは、良くあることです。しかし、子供に手伝わせることのメリットは、家事の時間が子供とのコミュニケーションの時間に変わることなのです。
例えそれが、遊びではなくお手伝いであっても母親と一緒に同じ時間を共有することは、立派な親子のコミュニケーションと言えるでしょう。
子供が自分のことは自分で出来る環境作りを
子供がお片付けや学校の準備など、自分のことは自分で出来るようになると、それだけ母親の仕事は減りますから、子供との時間も増えることでしょう。ただ、まだうちの子供には無理だから、と母親が初めから諦めている場合が多くあります。
中には、試してみたけれどダメだったという方もおられるかもしれません。
でもそれは、子供が遣りやすい環境が作られていないだけかもしれません。子供の物が、子供の届きにくい場所にあったり、収納が細かく複雑であったりはしていないでしょうか。
子供の物は、子供の目線で出し入れがしやすい場所へ、どこに何があるか子供でも分かりやすくすること、また片付け方も子供でも出来る大雑把な方法へ変えることが大切です。
また、子供の普段の行動を見て、子供の導線にあった準備・片付けの出来る環境を作ると、だんだん言わなくてもスムーズに自分の事は自分で出来るようになります。
朝の時間を活用してみる
朝、一時間だけ早く起きて家事をしてみたり、普段は夜の習慣になっていることを朝に行ってみませんか。
それだけで、いつもより何倍もゆったりとした夜時間を過ごせるようになります。そうすれば、夜にはゆっくりと子供と一日の出来事を話しあえる時間を作ることが出来ます。
このように、時間を作るための誰にでも出来る工夫を紹介してみました。一つ一つは、ちょっとしたことでも、こうしたちょっとしたことが積み重なることで、子供との時間を増やせる様になるのです。
長いようでいて、子供と一緒に過ごせる時間は案外短いものです。出来るだけ子供との時間を持つことは、子供だけではなく、親にとっても一生の宝となる大切な時間であることを忙しさの中でも決して忘れてはいけません。
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