これまで仕事でつらい目にあってきた。子育てをしながら働くなんて無理・・・。
色々な理由で専業主婦の結婚生活を目指す方は少なくないと思います。
一方で、必ずしも専業主婦がパラダイスな訳ではありません。むしろ、専業主婦の生活の方がつらいと証言する人が結構います。
そこで、今回は、専業主婦がつらいと言われる理由をご紹介したいと思います。
専業主婦を許容する男性の属性
ある統計によると、女性が専業主婦を望む割合は3割程度と言われています。
世の中の3人に1人は専業主婦を希望していることがわかります。
一方で、本当に専業主婦をしている女性の多くは出産など一時的に仕事を辞めて専業主婦を選択しているケースがほとんどで、万年専業主婦は少ないと言われています。
ということは、専業主婦を望んでいても、本当に一生専業主婦で過ごせる人は多くないということです。
背景としては、日本人の給料は1980年代から大きく変わっておらず、この30年では緩やかに年収が減っている状況です。
この状態では、共働きをしないと生活が苦しい夫婦が多いのです。
では、本当に専業主婦を許容できる男性はどのような属性なのか?それは、例えば自営業の人や親の資産などで暮らしている男性です。
これらの男性はある程度収入が安定しているので、むしろ、自分は仕事に専念する一方で、女性は妻らしく家を守って欲しいと思う人が多い傾向があります。
ただし注意が必要で、これらの男性は女性が自立することは好みません。
つまり、もし、あなたがあまりにも専業主婦が暇で、外とのつながりが薄いので働きたいと思っても許してもらえないリスクがあります。
むしろ、それが家庭不和の原因になる可能性もあるのです。家に引きこもりも同然なので、専業主婦はつらいと思う原因でしょう。
離婚したい場合でも自立ができない
一般的に専業主婦の離婚率は低いと言われています。
ある統計によると、専業主婦の離婚率は3%くらいと言われているので、決して高くないことが分かります。
離婚率が低くなり背景は、そのリスクです。
専業主婦の場合は、職歴も分断されていますので、万が一、旦那と折り合いが悪く離婚を検討する場合でも中々自立して食べていくだけの仕事を見つけることは容易ではありません。
ある程度の給与が得られ、すぐに見つかる仕事は派遣社員です。
しかし、派遣社員は非正規雇用と言われるだけあって後々つらい目に遭うことは火を見るより明らかです。
舅、姑の面倒は必須
専業主婦ということは、家のことは全部やらなければなりません。
それが旦那の両親、つまり舅、姑の世話だったとしても・・・。
旦那が実家と独立していれば良いのですが、そうではなく実家の両親と一緒に暮らしている場合は、舅、姑が作った実家のルールを覚えるところからはじめなければなりません。
他人の家に入っていく訳ですからマイルールでいられるはずがないからです。
他人の家のルールに馴染むことはとても大変なことで、この段階で気疲れしてしまいうつ病になってしまう方もいるようです。
しかも馴染んだ後に待っているには、舅、姑の世話です。これも侮ってはいけず、下手したら介護に近い状態になることもあります。
専業主婦がつらいと言われる所以は旦那の両親の世話がセットになることが多いからです。
自由な時間は意外とない
子供の世話に家事をやっていたら1日終わってしまった!なんてことは日常茶飯事です。
専業主婦を目指す方は、働かない楽なイメージが先行してしまっている方が少なくありません。
確かに結婚直後は家事を適当に済ませて余った時間をフルに使って趣味や遊びに興じることも可能かもしれません。
しかし、案外、自由な時間は長く続かないかもしれません。
子供が出来ると仕事は倍増します。
3食の準備をするだけでなく、洗濯、掃除・・・。そして、その合間に子供がぐずるので授乳やオムツの替えをしなければなりません。
特に専業主婦を許容する男性は、妻が専業主婦の代わりとして子供をたくさん持ちたがる傾向がありますから、第一子の世話が終わった途端に第二子・・・という感じで、10年経ってもまだゆっくり出来ない・・・なんてことになるパターンは多いと言われています。
決して、専業主婦は楽な家業ではなく、むしろ、つらい・・・そんな立場なのかもしれませんね。