幸せに満ち足りて、生活に不自由を感じない・・・。
そんな結婚生活を送るための夫の年収は、約500万円と言われています。
しかし、不景気のこの日本。本当に500万円の年収を手に入れられる男は多くはありませんよね。
結婚適齢期の20代後半から30代の男性の場合、平均的な年収は400万円と言われています。
そこで今回は、現実的なところで年収が400万円の男性と結婚すべきか、もっと高みを目指すべきかについて考えてみたいと思います。
彼氏の勤務先で結婚を決めることに意味はない
まず、彼氏の年収が低い場合、結婚すべきかどうかの判断基準を彼氏の勤務先で考える人は少なくないと思います。
勤務先が大手の企業であれば、今の年収は低くても将来はきっと年収が上がるはず・・・。そんな考えなのかもしれませんね。
突然ですが、会社生存率という言葉をご存知でしょうか?
これは、10年後に会社が倒産せずに存続している割合のことを指します。
厚生労働省の統計によれば、この会社生存率。驚きの6.3%なのだとか・・・。
確かに、シャープは台湾系企業に買収されましたし、三洋電機は消滅。他の家電メーカーも業績不振のニュースが連日のように流れています。
つまり、もはや、年収が年齢とともに上がっていく時代ではありませんし、10年先も本当に会社が存続するかはわからない時代なのです。
加えて人生の途中で病気にでもなれば、努め続けられないかもしれません。
もう、お分かりだと思いますが、彼氏の勤務先で結婚するかしないかを考えることになんの意味もありません。
年収400万でも収入ポケットが多ければ結婚できる
一方で、こんな考え方はできるでしょう。
それは、たとえ年収が400万円の彼氏だったとしても、その400万円の収入源が会社の給料だけなのか、副業や投資など、給料以外の収入も含めて400万円なのかです。
先程もお話したように、今の時代は、どんな企業に勤めていたとしても10年後先に給料が上がっているか分かりませんし、むしろ、会社がなくなっているリスクすらあります。
逆に、彼氏の給料が激安だったとしても複数の収入源があれば、将来的に安定した結婚生活を送ることができる可能性があります。
というのも、現在、政府が主導している働き方改革の影響で、残業時間の抑制や企業に対する労働基準監督署の監視も年々強くなっています。
今までは残業が多かった会社員も、多少時間はかかりますが、残業が少なくなっていくはずです。(逆に残業代で給料を増やす働き方ができなくなるということです。)
一方で、現在は副業で稼ぐ人が増えている時代です。
多くの人が会社に依存せず、複数の収入源を持ちながら働く世の中になっているはずです。
もし、あなたの彼氏が、今のうちから複数の収入源をもち、そして総収入を増やそうと努力をしているならば、それはこれからの時代を見据えた正しい行動といえるでしょう。
そんな彼氏であれば、たとえ年収が400万円でも結婚に値する将来性のある彼氏と思いませんか?
東京に引っ越すという選択肢
もし、彼氏の年収が400万円で、結婚すべきかどうか悩むなら、いっそのこと、今の環境を捨てて結婚生活を東京で始めるのも一つの方法です。
中には、「東京は物価が高いのに彼氏の年収では生活できるわけがない」
と思われる方もいるでしょう。
しかし、逆転の発想をすべきです。東京は物価が高い分、平均賃金も高い地域です。
アルバイトでも時給1500円以上なんてザラにありますし、今後も平均給料が値下がりすることはありません。
今、日本は急激な少子高齢化の時代を迎えています。
この時代に一番過疎化が進むのは地方です。
地方の経済は縮小し、いずれ消滅する市町村も出てくるでしょう。
一方で、これらの地方から逃れてくる人は増え続けますから、東京は人口が減ることはありません。むしろ、局地的に経済が活性化する地域です。
人が動けばお金が回るのが経済ですから、東京の給料が下がらない理由です。
その意味でも、東京の会社に転職をして、東京で新婚生活を送るのも、「年収400万円で結婚はキツイ」悩みを解決するための一つの方法かもしれませんよ。