実は、私の父は発達障害(ADHD)かもしれないと過去に診断されたことがあり、私も遺伝したかもしれないとメンタルクリニックにいったり、本で調べたりとだいぶ研究をしたものです。
あいにく、私は医師でも大人の発達障害の専門家でもありませんが、専門家と遜色がないくらい知識はあると自負しています。
そんな私もそそっかしいところがあり、やはり、今でも発達障害。いわゆるADHDではないかと疑っています。でも、結婚しましたし離婚をすることなく順調に結婚生活を続けています。時には、しんどい時もありますが、割と幸せな人生を歩めていると思っています。
そこで、今回は旦那が発達障害だったら・・・と題して、旦那が発達障害かどうかを見極めるためのチェックリスト(あくまでも目安で医師の監修ではありませんが)と発達障害だと分かった時の対処法をご紹介したいと思います。
旦那が発達障害か調べるチェックリスト
一口に発達障害といっても、様々な種類があり、自閉症やアスペルガー症候群を含む広汎性発達障害や、学習障害、注意欠陥や多動性、衝動性が出現するADHDがあります。
極端な自閉症や学習障害の場合は、事前に分かっていることも多いと思いますので、今回は特に大人の発達障害と言われるADHDに焦点を当ててたチェックリストを作ってみました。
ADHDには注意欠陥や多動性、衝動性が出現すると書きましたが、すべてがまんべんなく出現する訳ではなく強弱があり混在しています。
人により、どれが強いか弱いかも異なってきます。
そこで、それぞれの特徴に合わせたチェックリストを作ってみました。
【注意欠陥】
・旦那様が忘れ物が多い
・約束したことを守れない
・テレビなどに集中すると周囲の会話が耳に入らない
・話が噛み合わないことが多い【多動性】
・頻繁に席を立つ
・映画をジッと見られない
・しゃべりだしたら止まらない
・極端に片付けが苦手【衝動性】
・思いついたら高額なものでも買ってしまう
・街で目にとまるものがあるとそっちへ行ってしまう
・急に怒り出したり、モノに当たりやすい
いかがでしょうか?
このような特徴はありますか?
小学生の頃、席に座ってじっとしていられない子供がいたと思います。
大人になると発達障害のうち、衝動性は消えていく傾向にありますが、特に注意欠陥が残ることが多く、忘れ物や約束事の忘れ。逆に一つのことに集中しすぎてしまい他のことが疎かになってしまうといった形で出現することが多いです。
あなたの旦那さまはいかがでしょうか?
もちろん、性格によるものもあるので、これらが当てはまったからと言ってすぐに発達障害と断定することはできませんが、思い当たるフシが複数ある場合は発達障害の可能性は否めません。
発達障害の旦那と離婚すべきか?
中には旦那さんが発達障害と分かったことで離婚に発展する夫婦は少なくないようです。
家庭生活の支障の他、もっとも不安なのが収入面ではないでしょうか?
仕事が上手くいかなくなり、収入が途絶えてしまうと今後の生活も不安定になってしまいますよね。
しかし、私、個人としては旦那さんが発達障害だからと言って離婚することはオススメしません。一緒に夫婦として生きていくことを選択して欲しいと思います。
だって、発達障害でなくても年齢を重ねれば知力や体力は落ちていき、老いれば発達障害以上に上手くいかないものです。
そんな困難を乗り越えて、はじめて絆が生まれるものですし、それらを乗り越える勇気や覚悟がなければ、旦那だけでなく子育ての問題、老後の問題など、これから起きるであろう様々な困難を乗り越えることなんてできませんよね?
幸い、発達障害は知力に問題がある訳ではありません。
特定の性格や行動に特徴があるというだけです。個性だと割り切って苦手な部分を補完すれば良いだけです。
発達障害の旦那をサポートするには
では、発達障害の旦那さんをサポートし、一緒に生きていくにはどうしたら良いのでしょうか?
そのためのヒントをご紹介したいと思います。
注意欠如の旦那をサポートする
先ほどご説明したように注意欠如の旦那様がもっとも多いのではないかと思います。
どのような注意欠如が多いのかによりますが、会社へ持って行く持ち物を忘れがちな旦那さんの場合は、玄関ドアに持ち物チェックリストを作ると良いでしょう。
玄関ドアに貼ることで確実に目にすることが出来ますし、「全部チェックしてからでなければ家を出るべからず」などと書くことで、忘れ物チェックリストを全部クリアしなければ出かけてはいけないことをリマインドします。
逆に、万が一、忘れ物をしてしまった時の対処法を予め決めておき、手帳にまとめておくなどの方法もあります。
手帳に書いておくことで忘れても職場に着いてから冷静に対処してもらうことにつながります。
多動性の旦那をサポートする
多動性の旦那さんをサポートする方法としてガムが有用です。
実は、私や私の父もじっとしていることが苦手で仕事に集中することが苦手なのですが、ガムを噛むことにより、ガムを噛むリズムに集中することができ、多動性を緩和することができます。
また、日本では貧乏揺すりがいけないと教えられますが、多動性を押さえる秘訣として貧乏揺すりは決して悪ではないと信じています。
私自身、貧乏揺すりをすることで本当に集中しなければいけないことに集中できますし、気持ちを落ち着かせることができます。
ルールや常識の枠で考えずに、気を紛らわす方法を旦那さんへアドバイスしてあげることも大切です。
衝動性の旦那をサポートする
衝動的にモノを買ってしまう。衝動的にモノに当たってしまう旦那の場合は、その結果としてどうなるかということを直感的に理解してもらうことが大切です。
繰り返しになりますが、発達障害自体は知性に問題がある訳ではなく、あくまでも性格の特性だと理解してください。
つまり、衝動的に行動した結果、どうなるのかを頭や心で理解しておいてもらい習慣化させると完全に消すことは出来なくても自制心を働かせることにつながります。
例えば、モノに当たる旦那であれば、オーバーに悲しみを伝える。衝動買いが止まらない旦那にはカードを持たせない。買ってしまったモノで無駄なものがあればリストアップした上で、本当に必要なものか一緒に整理してあげる。
少し、しんどい作業になるかもしれませんが、これらを実践することで、離婚せずに夫婦生活を継続していくことは十分に可能なのです。