霊感はない!と信じて疑わない筆者。しかし、幸か不幸か人生のある時期、何度か心霊体験をしてしまいました。
そこで、今回は、実在するかどうかは別の場所で議論するとしまして、みなさんが興味があるであろう『幽霊ってどう見えるの?』をテーマにレポートしたいと思います。
基本は『影』『ホログラム』『音』『部分的はっきり目』の4パターン
日本では、4は死に結び付けられる数字のため、不吉な数字と言われていますが、残念ながら幽霊の見え方に関してもこの不吉な数字、4パターン。出典は、わたくし自身の体験と合わせて、知人の寺の息子、娘などのヒアリングをもとにしていますので、ほぼ間違いないでしょう。
ホラー映画や心霊写真と呼ばれるものでも、主にこの4パターンで登場するものが多いですね。
実際に、幽霊を見てしまった!というときは、まさに映画で出てくる幽霊そっくりに見えることが多いと思います。
では、具体的にどのようなシチュエーションでどのように見えてしまったのか、私の体験談や取材をした成果をもとに事例を詳しくご紹介して参ります。
『影』としての幽霊
以前、映画の撮影現場にスタッフとして参加していた筆者。埼玉県の某山奥で10日間泊まり込みのハードな撮影を行うことになりました。この撮影現場は、急斜面に人を阻むかのように建てられた旧家で行われました。
この旧家は、江戸時代に落人、つまり、合戦に負けた人たちがひっそり暮らす部落として建てられた場所であったそうです。
その後、昭和に建て替えられましたが、住人も少なく、いわゆる近親相姦に近い形で村人たちが暮らしていたそうなのです。
もちろん、そのようなことが行われていると障碍を持った子供が生まれることもあったそうなんですね。
今であれば人権侵害でトンデモナイ!ということになるのですが、不幸にもそのようなことがあると、家の中に子供を隠してしまうという悪しき習慣があった・・・。
そんな話をこの旧家を管理されている管理人の老人に聞きながら、ゾーっとした筆者。
そんなこんなで撮影は進んでいったのですが、旧家に入って3~4日の夜。照明の係が青ざめた顔でほかのスタッフが溜まる喫煙スペースに。
『見ちゃったよ!』
という彼に興味津々。
彼の話によると、照明の点検中、照明からほんの1メートル~2メートルの地面に人影が写り、その後、歩き去ったというのです。もちろん、周りにも障害物はなく、彼から数メートルしか離れていない箇所に誰かいたら分かるわけです。
加えて、山奥に1軒だけ建った旧家に誰かが立ち寄ったなんて、それこそ不気味なことはあるはずもありません。
我々が出した結論は、幽霊に違いない!
後で、霊感があると自称する音声の男性に話を聞いたところ、どうも、この家に不幸にも障碍をもって生まれてきてしまった住人が家に誰か来たのかな!?賑やかだな!と様子を見に来たのでは?ということで一同納得して終わることができました。
『ホログラム』として
ホログラム的幽霊は、筆者自身が見てしまったものなのですが、山梨県は富士5湖に演劇の練習で安い古びた民宿に合宿をした時のこと。
2階に宿泊していた筆者は、セリフが覚えられずに、翌日に控えた先輩へ練習成果を披露する練習会に向けて、半ば泣きそうになりながら、夜になっても薄暗い階段の踊り場で必死にセリフを覚えようとしていました。ほかに学生のサークルがいくつか宿泊しているようで、酒宴の喧騒が聞こえてきます。
夜の9時を回ったことでしょうか?ふっと、さっきまで聞こえてきた学生の賑やかな声が消えていることに気が付きました。
誰も部屋から出てきた気配はしないし、不気味に感じた私は、自室に戻ろうと、階段を上りながらフッと階段の外側の方に目を向けると・・。
青白い男性の顔が宙に浮かんでいるではないですか?自分の顔から30センチちょっとのところ。しかも、階段の壁とは逆側の側面ですので、まさに空中に浮遊しているということになるんですよね。
人間とは不思議なもので、幽霊さんと目があった瞬間は、不感症というか、何も感じない。
しかし、体は正直で次の瞬間には心で恐怖を感じるというよりは、逃げ出しているんですね。足が。
部屋に戻って、落ち着いてから初めてジトーと汗が噴き出してきました。
見え方としては、ちょうどハリウッドの近未来に主人公がタイムスリップして、ホログラムの人間と話しているSFの世界な感じ。このホログラムの顔だけが空中に浮かんでいたという現象です。
その他まとめて『音』『部分的はっきり目』
この記事を書きながら心なしか怖くなってきしてしまった筆者。その他、音と部分的はっきり目の幽霊についてレポートをしたいと思います。
音とは、姿は見えないけど、聞こえてくるはずもない場所から音が聞こえる現象。
大学時代、青山墓地で肝試しをしたことがあったのですが、青山墓地を抜けた辺りに学校があるのですが、この体育館からボールを突く音がするのです。しかも深夜3時に。音だけの威圧感。前世は声優かはたまた効果音のプロフェッショナルだったのでしょうか?音だけで十分に威圧されてしまいました。
『部分的はっきり目』は、小学校の時に読んだあの「怖いお話」などに出てくるアレですね。
例えば、足だけが部屋を横切って行ったり、誰もいないのに肩を叩かれたなどのちょっとシャイなにくい奴です。
心霊写真などに映り込む彼も、このジャンルに入れてもよいのではないでしょうか?
筆者はこの『部分的はっきり目』は体験したことがないのですが、知人のお坊さんなどには体験者が多いようですので、世の中には確実に存在するようです。
いかがでしたか?あなたも、未知の世界の方とお会いできればいいですね!(筆者はもう絶対に会いたくないですが!)
今回は、あくまでも『非科学的に』迫ってみましたが、機会があれば次回は『科学的に』迫ってみたいと思います。
(霊感の感じ方は、怖きゃん倶楽部の記事、「霊感はない!見えずとも幽霊がいるか調べる方法」でも公開していますので、こちらも見てください。)
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