彼氏が飲食店で店員に苦情を言う。ことあるごとに電話でクレームを言っている。自分の彼氏や旦那がオラオラ系でお困りの方は意外と多いのではないでしょうか?
昔から一定数、暴力を振るったり、すぐにクレームをつける男は存在します。しかし、いざ、自分の彼氏がクレーマーだったら、どう対処すれば良いのか・・・。単刀直入にお話すれば、正解は別れなさい!です。
なぜならば、他人に対してすぐに文句を言う彼氏は、いずれ、その矛先をあなたに向ける可能性があるからです。
しかし、すでに結婚していたり、彼の他の部分が好きでどうしても別れたくない場合も存在します。そんな悩ましい状況に陥った場合、クレーマーの彼を治す方法や理解する方法はあるのでしょうか?
クレーマーな彼氏の心のウチとは?
もちろん、全員が全員、同じ理由でクレーマーな訳ではありません。ですから、すべての人がこれからお話しすることに該当する訳ではないことはご注意ください。
しかし、筆者は、クレーマーと呼ばれる男性に共通する心理があるように思うのです。それは、「精神的に自立が出来ていない」「自分に自信がない」「世界観が狭い」ということです。
筆者は、長い間、コールセンターで仕事をしていた経験があります。通販の受付から、企業のお客様センターまで様々です。多い時には1日に何度もお客様の苦情を聞いてきました。中には言いがかりとしか思えない理屈で迫ってくる方も多くいました。
確かにお叱りを受けても仕方がない内容もたくさんありましたが、時には何時間も出口の見えない苦情を聞き続けたこともあります。興味深いことに、長時間、苦情を話す方の多くは同じ話を繰り返されるのです。いくら解決策を提示しても最終的に同じ結論に戻ってきます。話しの中で解決策というボールを投げられても、角度を変えて受け止めてもらえません。つまり、多角的に状況を考えられない世界観の持ち主なのではないでしょうか?
さらに、自分の考え方や、主張をトコトン押し通そうとする方が多いです。論理が崩壊してもあくまで自分の言うことが正しく、筆者の言うことは間違い!と決めつけてかかるのです。
この経験から、もはやクレーマーとしか言えない人は、まるで子供が親に自己の存在を示すかのごとく、駄々をこねている・・・。そして、自分を自立した個として認められない。そんな心理を感じます。
コールセンターでのクレーマーを例にとりましたが、飲食店やホテル、飛行機の中など、すぐに苦情を言い出す人は、おおかた同じなのではないでしょうか?
それが問題行動であることを分からせる
残念ながら、頻繁にクレームをつける人の多くは、自分が問題行動を起こしていることに気が付いていない場合がほとんどです。なぜならば、親や兄弟がクレーマーだった。すぐに怒るタイプの人だったなど、身近な人が同じような傾向をもっていることがほとんどだからです。
筆者がお勧めするのは、時間をおいて本人が落ち着いている時に、本人を追いつめないようにサラッと、その時の彼の行動が嫌だったことを伝えることです。例えば、彼がテレビを見てくつろいでいる時に、サラッと嫌な気持ちだったことを伝えます。
ただし、絶対に、話し合ったり、本人を責めることはしてはいけません。あくまで、あなた自身の気持ちが嫌だったことを「サラッと」伝えるだけです。これを長い間繰り返すしかありません。
もし、話し合おうとしたり、本人の行いが誤った行動だとダイレクトに伝えた場合、本人の気持ちは簡単に追い詰められてしまい、大喧嘩に発展したり、ひどい場合は暴力に至ることもあり得ます。ですから、出来るだけ本人を批判しないよう、そして、短時間に区切って嫌な気持ちを伝えることで、本人の行動が他人とは違うことに気が付くよう仕向けます。
彼の自尊心を育てる
一見すると苦情やクレームをつける男性は自尊心が高いように見えるでしょう。しかし、逆に筆者は自尊心が低い人なのではないかと思います。
先ほどお話ししたように、他人に対して刃を向ける人の多くは、「精神的に自立していない」と考えるからです。
すでに彼氏や旦那の年齢が三十路も過ぎ、そこそこいっている場合、性格が固まってしまい精神的な自立を促し、自尊心を育てるのは容易ではありません。しかし、方法があるとすれば、それは、あなた自身が彼氏や旦那の何倍も大人になり、彼を包み込むような包容力でリードすることです。そうすることで、パートナーという立場を超えて、母親のような役割を担い、彼の心の中に平和を根付かせることができる可能性はあります。
そして最後に
筆者の考えるクレーマーな彼氏や旦那を癒し治すテクニックをご紹介しましたが、万が一、彼氏が暴力を振るう場合は絶対に逃げるべきだと思いますし、直接的な暴力は振るわなくても、そんな彼氏を支えること自体、あなたの精神も疲弊させる恐れがあります。悪いことはいいません。別れた方がベストです。
しかし、万が一、別れられない事情があって、何か解決する方法を見出したいのだとすれば、参考になればと思います。また、彼の協力が得られるのであれば、医療機関へ相談するのもひとつであることは忘れてはいけません。
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