もしもモラハラ?と思ったら。その特徴と対処法とは?

モラハラ上司への対処

職場でセクハラやパワハラに困っているという話題を耳にしますが、これらは立派な犯罪。ところが、セクハラ、パワハラ以上にタチの悪いハラスメントがあります。それは、モラル・ハラスメント。通称、モラハラです。

教育評論家・尾木直樹さんはバラエティ番組の中で、これを「魂の殺人」としました。(2015年4月29日放送・フジテレビ『ホンマでっか!? TV)

一般にセクハラやパワハラ、最近ではマタハラという言葉も話題に上りますが、これまであまり耳にすることのなかったハラスメント。一体、どのようなものなのでしょうか?

「被害者が悪い」という構造を作り出すモラハラの特徴

パワハラやセクハラは一般的に職場や通勤途中など、家を離れたところで行われるハラスメントです。一方、モラハラは職場以外にも夫婦関係で起こりうるハラスメント。万が一、ダブルで起こってしまうと逃げ道がない辛い状況に追い込まれることになります。

一言でモラハラを表現するとすれば、「自分の考えを人に押し付けがち」「自分が正しい、特別な存在である」と考える人による、被害者への強要です。そして、直接的、または周囲を巻き込んで精神的に被害者の人格を否定する行為です。

分かりやすい例としては、家庭ならば、夫が「なんでお前は○○なんだ?」と、とかく、相手の細かい行動や話に口を出してきたり、「こうしなければならない!」と、しつこく口を挟んできたりします。

もちろん、職場でも発生することがあります。部下の行動をくまなくチェックし、自分の思い通りにならないと、教育の名のもとに、部下を罵ったり、悪口を流して孤立させる。仕事を取り上げて精神的に追い込んでいきます。

無視だけなら可愛いもので、あらゆる手段を使って、じわじわと兵糧攻めにしてゆく姑息なハラスメントといってもよいでしょう。

しかし、加害者は、直接的な身体的暴力はせず、いかに相手が劣っているかを強調し自分の行為を徹底的に正当化するため、中々周りの人にモラハラが発生していると気づかれにくい特徴があります。

その意味で、モラハラ加害者は、人の精神や名誉、自信を貶める天才といえるかもしれません。

モラハラの怖さそして対処法

なんといってもモラハラの恐ろしさは、徐々に本人が萎縮してしまうことにあります。PTSDという言葉が適切かは分かりませんが、被害者の心にトラウマとして残ってしまい、自信がもてなくなったり、本来は明るかった性格が暗くなったりして良好な人間関係が作れなくなってしまうことにあります。さらに、うつ病を発症したり、自ら命を絶つなどという状況に追い込まれることもあるのだそうです。

しかし、決定的な証拠がない。魂の殺人と言われる所以なのですね。

モラハラ被害に上手に対応して、元気に仕事へ行き、家庭でも伸び伸び過ごすためにどうればよいのでしょうか?

その時は、「周囲にプラスのパワーで攻める」ことをおススメします。

中には「即座に逃げろ!」とアドバイスする方もいらっしゃるようですが、家庭や仕事場で、そのような夫、妻、そして上司から逃げることなど簡単にできません。だから困っているはずですね。

https---www.pakutaso.com-assets_c-2015-06-Green7_hissyou20141123180454-thumb-1000xauto-17841逃げられないのであれば、精神的な暴力に対してプラスのパワーで対処するしか方法がありません。

ありがちなパターンとしては、上司の罵詈雑言、無視、孤立化などのモラハラ行為に対して、悪口や拒否反応で応戦してしまったり、ストレス発散をしようとしてしまうことです。

しかし、負のパワーで応戦することは、相手の思うツボ。「ほら、やっぱり人間的に劣っている奴」として、さらに状況が悪くなるでしょう。

詳しい状況は分からずとも、周囲も薄々嫌なことが発生していることは気づくはず。でも、ほとんどの人は巻き込まれたくないと思っているはず。

そんな時に負のパワーで応戦しても心強い味方は登場しません。

どんな苦しい状況にでも、最低限、周囲には明るく振る舞う、そして、悪口を言わない。自分はモラハラ加害者の発する負のオーラに引っ張られない。そんな姿勢は、周りから見れば「強さ」です。

これを心がけるだけで、自ずと周囲もあなたに好意的に手を差し伸べようと努力してくれるようになるものです。

一部では自己愛性パーソナリティ障害などと関連付けされることもあるモラハラ加害者。そして、そこに巻き込まれてしまったら、ぜひ、加害者に意識を向けるのではなく、周囲に味方を増やす努力ができれば明るい未来が見えるかもしれませんよ。