円安の陰で、必死に命をつなぐ子供たち



2014年12月22日の毎日新聞にこんな記事が掲載されました。

「急激な円安・ドル高により、米国での心臓移植を望む子供や家族が負担増に直面している。」(毎日新聞2014年12月22日『心臓移植渡米:急激な円安…手術や滞在費上がり遠のく希望』)

安倍晋三首相による経済対策、アベノミクスの影響や、米ドルが他の通貨に比べて買われるドル高の進行も手伝って、急速な円安が進んでいます。為替差益を狙った投資合戦が活発に行われており、とどまるところを知りません。

ところが、その陰で、命の危機に晒されている人がいることを報じています。

医療費が2000万円もアップ

記事によると、松戸に住む米国での心臓移植が必要な少女の場合、この2か月で1ドル10円以上下落した影響で、当初想定していた医療費よりも2000万円も余分に必要となり、募金による資金をさらに増やさざる負えない状況に直面しているそうなんです。

現在でも募金活動を続けているそうですが、そもそも、なぜ海外で移植手術を受けなければならないのでしょうか。それは、日本国内に臓器を提供するドナーが少なく、少ないチャンスに掛けるために海外で手術を受けざる負えないのです。

つまり、それだけ、「早く」渡米し、ドナーを探さなければならない時間との戦いなのです。

マネーゲームという仮想空間

もちろん、円安にも賛否両論はあります。ここではアベノミクスの効果に是非を唱えることはしませんが、一つ言えることは、その陰で、いわゆるマネーゲームにより、お金の価値が乱高下するという問題があります。

例えば、2か月で1ドル10円以上も円の価値が下がるという現象は、必ずしも貿易や商取引による実需の取引だけによるものではありません。ヘッジファンドなど、マネーゲームを行うことにより利益を上げる投資家の存在が大きく関与しています。

パソコンの画面上で行われる投資家たちの過熱した取引が、人が健康でいるための権利まで脅かしかねない。そんな虚しさを感じざる負えません。

もちろん、私たちの年金も、「投資」により、維持されています。ですから、マネーゲーム自体もすべて悪いとは残念ながら言い切れない部分があります。

しかし、重要なことは、私たちが経済ニュースに一喜一憂する陰に、一刻を争う人、特に子供がいることを知ることが大切ではないでしょうか。

私たちにできることは、募金に参加することしかありませんが、みなさんにも是非、この機会に考えていただきたい問題だと思います。

参考リンク>NPO日本移植支援協会


この記事の著者

恋ピット編集部

電車の中や仕事の休憩時間の暇な時間にちょっといい情報が読めるコラムサイトを目指して、恋愛を中心にオリジナルのオピニオンを日々公開しています。女子のみなさんから大人の女性まで幅広い方からの支持を集めています。

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