身分証明書・カード紛失時の事後対応マニュアル

犯罪

先日、ブログでご報告した通り(過去記事)、仮睡盗(かすいとう。寝ている間に盗難にあう犯罪のこと。)にマンマとやられてしまった筆者。き~くやしーと言っても、残念ながら盗られたものは戻ってきません。
加えて筆者の場合、クレジットカードの他に、運転免許証なるレッキとした身分証明書を盗まれてしまったので、悪用の心配に日々びくびくする羽目になってしまいました。

被害にあってから今まで怒涛のように対策に追われ、ヘトヘトになってしまいましたが、ここは、折角、身をもって体験したのだから、調べに調べた事後対策をマニュアル化しなければならない!と心に誓った訳です。はい。

■ クレジットカードが盗まれた時の対応

当たり前ですが、真っ先にクレジットカード会社に電話をしなければいけません。気が動転していると、どこへ電話をして良いのか分からず、オロオロしがちですが、スマホをお持ちの場合は、「●●カード 盗難紛失 問い合わせ」と検索すれば瞬時に連絡先を調べることができます。また、ネット環境がない場合は、近くの公衆電話に案内回数分の100円玉を入れて、番号案内104番へ電話をすることをお勧めします。カード会社と盗難紛失の窓口を聞けば、数秒で検索をしてくれます。この時、メモを取る準備を忘れずに!

クレジットカードの場合は、盗難紛失の連絡を入れる前にすでに不正利用された場合でも60日程度遡って補償をしてくれます。指示に従って、落ち着いて受け答えをしましょう。

なお、クレジットカードとキャッシュカードが一体型になったタイプをお持ちの場合は、先にクレジットカード会社へ連絡することをお勧めします。これは、一部、キャッシュカードの盗難紛失の窓口が昼と夜で変わる銀行があり、連絡先を探すのに時間がかかることと、暗証番号で守られているので、多少猶予があるためです。また、クレジットカード会社によっては、カード停止手続のあと、銀行へそのまま転送してくれるところもありますから、スムーズに手続きを進めることができます。

■ 運転免許証が盗まれた時の対応

顔写真が載っている運転免許がなぜ盗まれるの?と思われる方もいると思いますが、写真を張り替えたり、顔が似た人物が、不正に消費者金融から融資を引き出したり、振り込め詐欺に使う携帯電話を契約するために使用する場合があります。
公安委員会や運転免許センターに連絡するほか、速やかに警察へ盗難届(正式には被害届)を提出します。当日、または翌日には、警察署の経理課が「受理番号」を発行します。警察署により対応は異なりますが、電話で名前と被害内容を言えば受理番号を教えてくれる場合が多いです。

警察からもらった受理番号。これは、信用情報機関に「本人申告コメント」を登録する際に使います。(受理番号が必要な場合と、不要な場合があります。)
CIC、JICC、全国銀行個人信用情報センターの3機関に登録すれば良いでしょう。

信用情報機関?本人申告コメント?という方にご説明すると、クレジットカードやローンなどの審査を行う場合、信販会社が参考として利用する「信用情報」を管理する会社。本人申告コメントとは、その信用情報に「この人は、身分証明書を紛失したので、注意して審査してね」と掲載することです。

もちろん、それでも不正に犯罪者が、あなたの運転免許を使って身に覚えのないローンやキャッシングを契約してしまうこともありますが、抑止力としては有効です。
また、携帯電話の本体を分割で購入する場合も、携帯電話会社は、信用情報を利用しますので、振り込め詐欺に自分名義で契約された携帯電話が使用された!!なんてことを防ぐことにつながります。

■ 健康保険証が進まれた時の対応

健康保険証も運転免許証同様に大切な身分証明書です。こちらは、会社を通じて発行元の健康保険組合に届けるのが良いでしょう。

もちろん、警察へ被害届を出して、受理番号→信用情報機関に登録!という流れは同じです。免許証よりも悪用されやすいという噂があります。これは、保険証に顔写真がないから。つまり、変造せずにすぐに使えてしまう本人確認書類ですから、普段から盗難に合わないよう、細心の注意が必要なのは言うに及びません。

■ こんな手口にご用心

筆者もそうだったのですが、盗難にあって、すぐに財布が戻ってきたケースは要注意です。筆者は、カードと免許が財布から抜かれ、それ以外は犯人に捨てられたため、財布とポイントカードなどはすぐに取り戻すことができました。
ただ、不思議と、財布の中がキチンと整頓されていて、一見、盗られたのは現金だけに見えてしまった状況でした。

調べてみると、これ、犯人の時間稼ぎ作戦と、かく乱作戦の可能性があるらしいのです。

というのも、財布が整理されていれば、財布から「何が」無くなったのか発見が遅れます。加えて、本当の狙いは運転免許である可能性も。

クレジットカードは被害者に止められてしまう可能性も高いですし、盗難カードを店先で使おうとすると、カード会社に警察を呼ばれる可能性もあります。(カード会社の審査部門がカードが使えないと店から連絡が入った際に盗難情報を元に警察を呼びます。)

しかし、現金、クレジットカード、運転免許や健康保険証を同時に盗めば、被害者はカードや現金に目が行きがち。カードを止めて安心してしまうこともあるのです。その陰で、犯人はせっせと運転免許を変造し、携帯電話を契約。振り込め詐欺師に売り渡す・・。
そんなパターンもあるそうで、恐ろしいことこの上ないですね。

財布が見つかっても、まずは警察に通報して被害届を提出することは必要です。それが後で大きな犯罪に巻き込まれた時の助けになるでしょう。少なくともカード会社の補償を受けるには被害届を提出していることが条件ですから、後で出しておけばよかった!では遅いということを肝に銘じましょう。

本日は、完全な被害者で偉そうな発言は出来ないはずの筆者による、体験談を元にした偉そうな対策マニュアルでした。スミマセン。