過保護と混同注意!子供時代の『過干渉』でアダルトチルドレンへ



パーソナリティ

一般的に、子供を過保護に育てると、わがままな大人になる。人格障害に陥ると言われてきました。だからこそ、子供を厳しく躾ける親。多いのではないでしょうか?
ところが、しつけの方法を正しく理解していないために過干渉という別の問題に陥るケースが増えているとか。過保護と過干渉、一体何が違うのでしょうか。そして、将来、過保護または過干渉で育てられた子供に訪れる試練とはどのようなものでしょうか。

実は筆者も自分がアダルトチルドレンではないかと悩んだ人間。その結果、様々調べました。あくまで筆者が行き着いた答えではありますが、過保護と過干渉の違い。そして、特に過干渉により引き起こされる人格障害について考えてみたいと思います。

過保護と過干渉の違い。そして最も恐ろしいのは?


はじめに過保護と過干渉は、どこが違うのでしょうか?分かりやすく説明すると、

過保護・・子供が望んだことを手伝うこと。
過干渉・・子供が望む前に手伝うこと。

もちろん、医学的には複雑な見解があるとは思いますが、子供自身が自分の生き方や願望を決定するのか、結論を本人が出す前に親が決めてしまうかの違いがあります。

この違いは大きく、成長過程で学ぶべき自己決定力に大きな差を生むことになるのです。専門家の中には、過保護は、むしろ自立を早め、成長に大きく貢献すると主張する人も存在する一方、過干渉については、将来、境界性パーソナリティ障害などに代表されるアダルトチルドレン化を危惧する声が大勢占める大問題です。

過干渉の構造とは?

過保護とは違い、過干渉は危険であると書きましたが、その内実はさらに複雑で、過干渉に陥っている親は、問題のある子育て法を認識していないと言われています。

では、どのような親が過干渉なのでしょうか?

例えば、将来、子供が経済的に困窮しないように、すでに小学、中学のうちから有名大学へ進学させることを決めてしまっている親。特に、子供の意見を聞く前に頭ごなしに勉強の大切さや、「このままでは、お前は将来幸せになれない」などとストーリーを組み立ててしまう親は要注意です。

これらの親は、一見すると子供を心配し、献身的にわが子を気遣う良い親として見られがちです。

しかし、実際はどうでしょうか?実は、ここに怖さがあるのです。

理由としては簡単。本来、人間の成長とは、失敗を繰り返し、どうしたら成功できるのかを工夫する中で、困難を乗り越えられるようになります。しかし、子供が自ら体験する前に、親が組み立てたストーリーを子供に押し付けると、子供はいつしか、それが正しいと考えるようになります。

ましてや、子供時代は家庭が中心。親がすべての支配者であって、世界の中心である親が説く人生は正しいように感じるのは当然のことです。そして、あたかも本人が自ら選択して有名大学を志望し、有名企業に就職。という、まるで絵に描いたような人生を送ろうと努力し始めるのです。親は自分で押し付けたストーリーでしかない子供の行動を、本人の意思で決めたと勘違いしているケースが大半です。

しかし、所詮、本人が決めた人生ではありません。本人は言いようのない違和感とストレスを抱えながら成長してゆくのです。一方、親が献身的に自分を想ってくれていると誤解するため、コントロールされることに慣れてしまい、共依存の関係になることも多くあります。

気が付いた時には手遅れに

概ね過干渉に育てられた子供は思春期を過ぎたあたりから問題行動を起こすようになると言われています。思春期はちょうど、親と過ごす時間が減少し、友達付き合いが育まれる高校時代。

このころから、普段は、親思いの良い子供が、突然、不満を爆発させたり、友人関係をはじめとした人間関係全般に破たんをきたし始めます。それは、親が子供に人生のレールを押し付けてしまった結果、『世の中は予定通りにはいかない』『すべての人が自分ために行動してくれる訳ではない』という、ごく当たり前のことが体得できていないことから発生する社会とのズレに相違ありません。

本人の中では、このズレにより、人間関係に疲れ果て、ストレスが増大してゆくのです。加えて、過去に親が判断をしてきたために、親の顔色を伺うことが当たり前になっており、友人関係でも同じことをしようとします。
異常に人の顔色をうかがい、人に合わせようと努力しすぎるので、周りからは変な奴として認識されられることになるのです。

そして、社会に出ると、このズレはより一層拡大します。世の中はもっとシビアですから。もちろん、出世や恋愛、結婚も困難になるでしょう。、最終的には本人が自分でこの異常事態に気づき、そして時間をかけて社会とのズレを修正してゆく過酷な人生が待っているのです。

どう育てるべき?

過干渉は母親、父親、または両親が行っている可能性があります。ですから、例えば、あなたが女性の場合、夫に問題があると決めてかからない方がベストです。なぜなら、親自身が気が付いていないことがほとんどだからです。
まずは、「もしかしたら自分も・・・。」と、立ち止まって考えるべきです。

そして、自分にルールを課すことです。それは、「子供が人に迷惑をしたときだけ、正しい道を教え、しかる」。それだけで十分です。

事前にあらゆることを想定し、教え込む必要は全くありません。子供は子供の人生があるのですから、命に関わらなければ、怪我をすればよいし、失敗をすれば良いのです。成長し、将来の展望を持ち始めた時は、本人の意思のままに向かわせ、失敗したら失敗すれば良い!と腹を括るべきです。

人間は潰れるときには潰れなければいけません。その失敗をどう乗り切るのか?それを遠くで見ぬふりをしながら見守っていればよいのです。

それを肝に銘じましょう。あくまで親が子供に手出しをしてよいのは、本人が望んだことのみ。生命にかかわる事態に巻き込まれた時だけです。絶対に失敗している最中に手出しをしたり、子供が望んでいることにプラスアルファをつけようなどとは考えてはいけません。それは、親のエゴというものです。

子供の人生を踏みにじるアダルトチルドレンに育てる前に、親が一歩立ち止まって考える時間が大切ではないでしょうか?


この記事の著者

恋ピット編集部

電車の中や仕事の休憩時間の暇な時間にちょっといい情報が読めるコラムサイトを目指して、恋愛を中心にオリジナルのオピニオンを日々公開しています。女子のみなさんから大人の女性まで幅広い方からの支持を集めています。

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